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6月の印象に残った選手、レースを紹介!
特集 2022.07.06

6月の印象に残った選手、レースを紹介!

#今月のベストプレイヤー

【今月のMVP】

日野未来(29)奈良114期 L級1班

 6月に行われた松戸ナイターGⅢ「燦燦ムーンナイトカップ」を制覇した。このシリーズは児玉碧衣と奥井迪の2人の実力が突出しており、V戦線の一角に誰がどのように食い込むかが焦点だった。だが、普段の開催と違った4日制の独特な空気に飲み込まれることなく、連日軽快に立ち回った。「強い人が相手になると何もできずに終わってしまう事が多くて。それが成績が頭打ちになる理由だと思っていました」と自らの弱点を自覚していたが、決勝は緩んだすきを逃すことなく、豪快なまくりで先出の両者を抜き去った。

 松戸バンクは選手になる前、グラビアアイドルだった頃に仕事で縁があった地だったそうで、凱旋レースを見事に飾った。大一番で結果を出した日野のこれからが楽しみだ。

今月のベストレース】 

平塚オッズパーク杯ALL GIRL’S 10th Anniversary 
6月30日2日目 ガールズ準決勝10R

奥井迪(40)東京106期

 豪快さ、繊細さ、レースの流れを読む判断力そして最後の強じんな粘り腰と、これぞ真骨頂とも言える奥井スペシャルで魅せた。ホームカマシの鮮やかさ、そして猛然とまくってきた太田りゆと合せたシーンは鳥肌ものだった。

 節目の10年目を迎えた「ガールズケイリン」を祝して行われた当大会に華を添えたベストバウトだった。レース後は検車場にいたほとんどの選手や関係者が思わず拍手を送るなど、独特な空気になったと聞く。人望に熱く、背中で見せる千両役者、奥井のかもし出す空気がみんな大好きなようだ。

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