6月17日から22日に亘り、岸和田競輪場で大阪・関西万博協賛 第76回高松宮記念杯競輪(GI)が開催されました。暑い昼間の6日間、東と西に分かれた勝ち上がりと他のGIとは少し違う大会です。
決勝戦は、深谷知広選手や太田海也選手を相手に、打鐘から寺崎浩平選手が果敢に仕掛けました。番手から発進し、近畿の3番手をかためた古性優作選手とワンツーがしっかり決まりました。
これで10度目のGI優勝となったが、それでも慢心せずに今後のトップ戦線でも戦っていくことを誓う脇本選手。近畿を引っ張る脇本選手の走りに期待しかありません!
寺崎くんと古性くんに助けられた一戦だったと思います!
-優勝した心境は?
「本当に前の寺崎(浩平)くんと後ろの古性(優作)くんに助けられた一戦だったという風に思います」
-決勝戦を振り返って、いかがでしたか?
「初手は、寺崎くんが中団から攻めたいと言っていたので、古性君にお願いして、そこから攻めました」
-まずは南関東ラインがあがっていきましたが。
「(寺崎くんは)前に出たところを叩くのかなと思っていたんですけども、末木(浩二)君の動きで戸惑ったのかなと思います」
-ものすごいダッシュで仕掛けていきましたが、どうでしたか?
「いやぁ、本当にすごかったです! いつも一緒に練習している中ですし、寺崎くんのタイミングやスピードの乗りは把握しているんですけども、改めてすごさを感じましたね」
-番手から出ていく覚悟を決めた瞬間は?
「すごいスピードだったので、出たところからは、自分のやるべきことをやらないといけないなと思いました」
-最後は古性選手とゴール勝負になりましたが、いかがでしたか?
「本来ならもっと(出るのを)待って、ラインでワンツースリーを決めるぐらいの気持ちでいないといけないんですけども、僕自身も未熟なところはあったかなと思います」
-ゴールした瞬間、ものすごい歓声でしたね。
「そうですね、古性君とゴール勝負できてよかったです」
-お客さんの声援はどうでしたか?
「あまりにも味方に助けられすぎて、感謝が先だなって思いました」
-今開催のここがポイントになったところはありますか?
「僕の中では2走目の走りが一番よかったかなと思います」
-少し3走目、4走目は苦しい競走になったかなと思いますが、その辺りは?
「でも、2走目の走りがあったから、3走目、4走目の捲り追い込みが決まったかなと思います」
-ファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「今回、完全優勝できたことも近畿の皆のおかげだなと思っています。まだまだ慢心せずに次のGIも頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」
脇本雄太(わきもと・ゆうた)
福井・94期・S級S班 1989年3月21日生まれ。身長180.0㎝ 体重72.4㎏
Q今年、全日本選抜(GI)と2つ目のGI優勝の感想は?
「純粋に嬉しいですし、まだまだ慢心せずに頑張りたいと思っています」