脇本雄太選手のグランプリスラムという記録から始まった2025年ビッグレース戦線。今年も素晴らしいドラマが続々と生まれそうな予感を感じましたね。
さて、全日本選抜競輪(GI)の次に続くのが伊東温泉競輪場で行われるウィナーズカップ(GⅡ)です。
伊東温泉競輪場といえば、2020年の中本匠栄が優勝した共同通信社杯競輪(GⅡ)が記憶に残っていますね。この大会の3年前に大ケガをした中本選手が初のビッグレースを制したのが同じ競輪場というのはとてもドラマチックでした。
ほんのり春が近づく3月、伊東で一花咲かせたいですね。
注目選手
犬伏湧也 徳島 119期
4月からS級S班となる犬伏湧也。玉野GⅢでは決勝のレース後に「これからはレース内容も着も求められるようになるし、もっと頑張りたいです」と語っていました。決勝戦では取鳥雄吾に叩かれるも、すかさず巻き返すレースは、今までの犬伏から一回り大きなレースで魅せてくれました。玉野のやる気と自信にあふれた表情を見る限り、今回は優勝候補にあげたいです。松本貴治、太田海也、松浦悠士、取鳥雄吾など層の厚い中四国勢の中心として活躍必至ですね。
深谷知広 静岡 96期
静岡の選手として気合の入っていないはずがなく、その1レース、1レースが注目です。今年は静岡GⅢの優勝を含め、すでに優勝3回を飾っており、昨年の悔しさをはらすかのように大活躍をみせています。郡司浩平、松井宏佑、最近好調の青野将大、そして、追い込み勢の松谷秀幸、和田健太郎、佐々木眞也などもおり、南関東の盛り上がりに期待大!
中野慎詞 岩手 121期
その強さはすでにご存じの通りだと思いますが、今回はネーションズカップ直後というのが不安要素でしょうか。そのネーションズカップではケイリン3位だが、不利な展開から3位まで突っ込んできており、調子は悪くなさそうです。今回は北日本の先頭役として頑張ってくれることでしょう。