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新田祐大、2024年にかける想い
インタビュー 2024.01.31

新田祐大、2024年にかける想い

#スペシャルインタビュー

2024年は残念ながらS級S班陥落となってしまった新田祐大選手。昨年中盤の落車が後半に響き、グランプリ出場を逃す形になりました。今年はもちろんタイトルを獲ってグランプリ出場が目標。今年は地元・いわき平競輪場でダービーもあり、気合いが入っています。また2024年はパリ五輪が開催され、長らくナショナルチームに席をおいていた新田選手にとっても益々気合いが入るようです。

今年はケガをしないで、一戦一戦しっかり結果を残すことが目標です!

-2023年を振り返っていかがでしたか?

「最初は良かったんですけど、後半に向けて、真ん中辺りで落車が続いてしまった影響が長引いてしまいました。それは結果としてグランプリに届かなかった理由だということは自分でもわかっているので、2024年はそうならないように、まず一戦一戦しっかり戦うことはもちろんなんですけど、その中でケガをしないようにしっかりと結果を残すことを目標としてやっていきたいと思ってます」

-最近のレースを見ていて、以前の猛烈な伸び脚がちょっと欠くのはやはり落車の影響なのでしょうか。

「うーん、なんというか年齢的なこともあるのかなと思いながらも、練習では悪くはないんですよ。ただ練習もしっかり時間をかけてできてない部分もあるのかなと思っているので、そこら辺を今年は目先の結果を求めすぎないようにしていくことが重要だと感じました」

-2024年の目標はグランプリ?

「もちろんです!! タイトルを狙っていきたいと思います!」

-現在の調子は?

「昨年の10月から今年の年始くらいまで原因不明の病気にずっとなっていたんです。なんか体調が芳しくない状態の中でなんとか頑張っていた感じでしたが、それがちょっとずつは良くなって、脱することができた感じもあるので、体調が良くなってる中でしっかり戦っていきたいなと思いますね」

-レースでは、前と後ろがレースごとに違うのは大変ですか?

「感覚的には難しい部分もありますけど。自分でレースを組み立てる立場の時と、前に誰かいてそれに対して尽力する立場の時と両方の良さが出ている部分があるのかなと思うので、その中でもっと高い部分で成績を残すことが望まれているのかなと思います」

-どっちが好きですか?

「うーん、どっちが好きっていうのはないですけど。まぁ、自分で風を感じて走るのは気持ちいいと思っているぐらいなので(笑)」

-2024年に向けて意気込みをお願いします。

「2024年はオリンピックの年でもあるので、今までオリンピックを目指していて、それが今回は目指さない立場として、オリンピックを目指す人たちとトレーニングして、その人たちが活躍する姿を間近で見ていく年になると思います。そこからいい刺激をもらいながら、彼らがオリンピックが終わって戻ってきて、活躍する舞台っていうのは整えられるように、僕自身も頑張っていかないといけない年だと感じます」

新田祐大(にった・ゆうだい)
福島・90期・S級1班 1986年1月25日生まれ。 身長172.0㎝ 体重76.0㎏
Q ちなみに新田選手がオリンピックを目指していた期間はどのくらいですか?
「出れる出れないは別としてですけど、本当に目指し始めたのは2012年のロンドンからなんで11年くらいですね」

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