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古性が涙の地元で連覇!
インタビュー 2023.06.28

古性が涙の地元で連覇!

#シューティング・スター・プレス

第74回高松宮記念杯競輪(GI)を、昨年に続き、地元でGI優勝を飾った古性優作選手。彼が表彰式で涙を見せました。初めてGIを獲った時もグランプリを獲った時も普段と変わらない表情だった古性選手ですが、初日に落車し、崖っぷちからの優勝には言葉にしきれない程の想い、岸和田につめかけた大勢のファンの皆さんへの想いが込み上げてきたようです。

初日の落車も一番人気だったのに申し訳ないと古性優手は恐縮しきりでしたが、競輪界イチと言われる彼のバランス感覚がなければ軽傷ではすまなかったし、すぐさま再乗する古性選手の闘志を見たからこそ岸和田のお客様も次の日からの応援をやめなかったんだと思います。

近畿の仲間たちへの想いもさらに強まった古性選手の今後の走りに注目ですね!

あの声援の中で優勝できて本当に嬉しかったです!!

-優勝した率直な気持ちは?
「脇本(雄太)さん稲川(翔)さんのおかげで優勝することができました」

-新しく6日制となった今大会を振り返ってどうでしたか?
「ただでさえ長いですし、初日に落車して、余計に苦しいシリーズになったなと思います」

-それを乗り越えられた要因は?
「初日、一番人気に推していただいたのに最悪なスタートをしてしまって、地元の意地じゃないですけど、お客さんの声で『しっかり気持ちを切り替えて頑張るしかないな』と思った結果が、本当にこの素晴らしい結果につながったのかなと思います」

-決勝のレースを振り返って、ちょっと見合ったスタートになりましたが?
「特に作戦はいつもないので」

-前受けはどうでしたか?
「いつも通りでした、はい」

-新山響平選手に合わせる脇本選手の動きを後ろから見ていていかがでしたか?
「新山君も抑えにくるの遅かったですし、もしかしたら脇本さん(突っ張る)スイッチが入るかもと思って、そうしたらすごい踏んでいったので本当に強かったですね」

-ついててどうでした?
「赤板からあれだけハイピッチで踏んでいっているスゴ味を感じましたし、誰が来てもしっかりと止めたいなって思っていました。ちょっと難しい判断になりましたね」

-松浦悠士選手が迫ってきた時は?
「すごいスピードだったので、一瞬やばいなって思ったんですけど、なんとか対応できました」

-直線の勝負になりましたが、ご自身の手応えは?
「全然わかんなかったですね。苦しかったです」

-優勝の実感はどこでしたか?
「ゴール線でわかりました」

-決勝はスタンドが埋まるようなお客様が来場していましたね。
「連日すごく盛り上がっていましたし、ここで優勝できたことが本当に嬉しいです!」

-これまでの優勝と違うところはありますか?
「今回は本当に最悪なスタートでしたし、ゴールした時はいつもと違うような感情が出てきましたね」

-それが表彰式の涙につながったんですか?
「そうですね、本当にお客さんの声援が傷ついた心を癒してくれましたね」

-応援してくれるファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「連日、応援していただいてありがとうございました。GI決勝で、このために練習を頑張ってきたんだなって思いましたし、これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」

古性優作(こしょう・ゆうさく)
大坂・100期・S級S班 1991年2月22日生まれ。身長168㎝ 体重77㎏
Q優勝して300勝を達成しましたが、そちらに関しては?
「300勝はそんなに意識してなかったんですけど(笑)、目の前の一戦一戦をしっかり頑張ってきた結果がこの素晴らしい舞台で達成できてよかったと思います」

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