大阪・関西万博協賛 防府競輪開設75周年記念競輪 周防国府杯争奪戦(GⅢ)の最終日6レースに『ルーキーシリーズ2024プラス』が行われ、126期の7名が走りました。
5月のルーキーシリーズ成績上位者7名によるレースですが、デビュー戦を経て、力をさらにつけてきた彼女たち、久々の同期対決に意欲を燃やしていました。
1番人気に応えて優勝した仲澤春香選手は、初めて走るグレードレースの盛り上がりに興奮し、『自分も早くGIを走りたい!』という気持ちを強めたそうです。
■出場選手
1番車・仲澤春香(福井・126期)
2番車・磯村光舞(山口・126期)
3番車・伊藤優里(三重・126期)
4番車・高木萌那(福岡・126期)
5番車・中島瞳(埼玉・126期)
6番車・豊田美香(徳島・126期)
7番車・大浦彩瑛(神奈川・126期)
■レース展開
号砲がなり、大浦彩瑛が前を取り、誘導以下、大浦、磯村光舞、伊藤優里、豊田美香、仲澤春香、高木萌那、中島瞳で並ぶ。残り2周前から中島が車をあげ、それに合わせて仲澤が合わせていき、打鐘で仲澤が前に出た。2番手は大浦と中島で並走。最終ホームでいい勢いで伊藤が踏んでくるも仲澤がそれを合わせ切って、伊藤を前に出させず。バックで豊田も捲っていくが行き切れず。最後、大浦も追い込んでいくが仲澤が振り切って、優勝を決める。2着に大浦。3着に中島が入線。
■選手コメント
優勝の仲澤春香
「ルーキーシリーズで負けたレースが後手後手を踏んでしまったので、後手を踏まないようにという気持ちで挑みました。今回、皆が前に出たいと思っているだろうし、初手は5番手、6番手になるだろうと思っていたので、想定の位置でした。7番手に中島選手がいたので、中島選手があがってくると思うのでそこで引くか、外に張って行ってしまうか考えたんですけど、結果、積極的に行けたと思います。最終ホームでいい勢いで伊藤選手が来ましたが、しっかり合わせられたかなと思います。こういうグレードレースの中で走るのは初めての機会だったんですけど、昨日の準決勝12レースを見ていて『こんなに盛り上がるんだ!』って鳥肌が立ったし、こういう大きい舞台で走るようになりたい、大きい舞台でも活躍できるようにならなきゃいけないと思うので、それを経験できてよかったです。しっかり落ち着いて動きや流れを見て行くことが強い先輩たちに比べて欠けている部分だと思うので、そういう部分を一戦一戦を強化していけたらと思います。競技の方は経験が足らないので、少しずつ自分のレベルをあげていきたいです」
2着の大浦彩瑛
「自力を出せなかったところは心残りです。これから自力でもっと勝ち切れる選手になりたいですね。まずは優勝をできるように頑張りたいと思います」
3着の中島瞳
「前々がよかったけど後方からの展開になってしまったので、自分で動こうと決めていました。動き出しはよかったけど、そこから仲澤さんが上手くて合わせられてしまいました。そこで前に出られたらもっと変わったのかなと思います。次は同期だけのレースはないので、グレードレースで戦えるような強い自力選手になっていきたいことと、決勝に常に乗れる選手になりたいと思います」
4着の伊藤優里
「もう少しスピードをしっかり作っていけばよかったなと思います。次は落ち着いてレースできるように、自分の力を精いっぱい出し切れるように頑張りたいです。目標はグランプリを獲れるような選手になりたいので、いいところも全てを底上げしていきたいと思います」
5着の磯村光舞
「今回のレースで今のままではダメだなって思ったので、今回を機に変えていきたいと思います。詰まったら行くという気持ちも足らなかったので、強い人がいても自分で動くようなレースをしたいです。地元の声援が本当にすごくて、緊張しました。次に走る時は今回のようにならないようにしたいですし、地元で優勝したいです!」
6着の豊田美香
「バックでいけたと思ったんですけど、そうしたら内からスッて仲澤さんがあがってきた感じでした。でも、自分のやれることはやったというか思い切ってラスト1周のホームからは自力で動けたので悔いはないんですけど、シンプルに力が足りないので一から練習し直して、次にこの同期たちと戦う時は勝ちたいなと思いました」
7着の高木萌那
「気持ちが負けていたというか踏み込む勇気がデビュー当時に比べて弱くなっているように思うので、これでは全然ダメですね。本当に情けなくてお客様に申し訳ないので、またこれから頑張っていきたいです」