ダービーでつかんだ久々の1着
ダービー3日目の6R・S級選抜で、伏見俊昭がうれしい1着を勝ち取った。伏見は2001年の当地KEIRINグランプリを制するなど、平塚とは好相性のイメージがある。
「うれしいですね。ダービーはGⅠの中でも特別だし、そこで1着ですから」
そう話し、表情を緩めた。
レースを振り返ってもらった。
「守澤君と成田君に任せていましたから。守澤君が前へ前へと攻めてくれたおかげです」
後輩の頑張りをねぎらった。守澤がインを切ると、山田諒が押さえ、さらに阿部将大が叩く。山田はイン粘りに出て、前団は混戦になった。
伏見は最終バックでは最後方という大ピンチ。近藤保を追いかけるように守澤が踏むと、伏見は2センターで車を外に持ち出した。
「たまたま前がごちゃついてくれたからです。そうでなければ、勝てたかどうか」
冷静にそう分析してみせた。
ダービーでの1着は、2017年の京王閣までさかのぼる。
「ダービー自体、4年ぶりですからね」
伏見がそれほど出場できていなかったとは、想像もしなかった。
「今回はウィナーズカップで手応えを感じていて、いい状態で入れたんです」
そう話していたが、いざ走る段階で体調に狂いが出た。
「咳がひどくて、気管支をやられたみたいなんです。前検日は何ともなかったのに」
一次予選4着が悔やまれる。GⅠも「フル参戦は久しぶり」と言うから、こちらも驚きだ。
「地道に点数を上げなければいけないですね」
点数を上げなければ、番組上の位置も上がらない。そのことを改めて感じたようだった。2月、3月は花粉症に悩まされ、成績も伸び悩んだが、ダービーでの1着で吹っ切れたようだ。