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直送!競輪場便りfromいわき平競輪場 高橋晋也(福島・115期)
インタビュー 2024.02.14

直送!競輪場便りfromいわき平競輪場 高橋晋也(福島・115期)

#競輪場便り

 2024年、高橋晋也が劇的な復活を遂げそうな雰囲気だ。かつてナショナルチームに所属していた関係で、ナショナル卒業後も静岡を拠点にしていたが「去年のクリスマスに引っ越して、いわきに戻ってきました」。これがひとつの転機になった。

「今は師匠(飯野祐太)たちとすごく良い練習ができています。競輪学校を卒業してからはそのまま静岡にいたので、(いわきを拠点にするのは)初めてですけど、時々こっちで合宿などをすると調子が上がっていましたから。師匠が近くにいると気持ち的に楽なんです。悩んだらすぐに相談できますし、いろいろと助けてもらえる。静岡にいた時には(渡邉)一成さんや(新山)響平さんなどからもアドバイスをいただいていたけど、でもやっぱり師匠は特別だなって」

 また、成績不振に陥った原因のひとつでもある繊細なメンタル面はここへきて急激に改善。「自分は気持ちひとつ。一戦一戦、気持ちを入れて力を出し切るレースをする」を徹底した結果、安定感が格段にアップ。そう語る顔つきも一段と逞しくなってきた。

 追加で参戦した地元のいわき平記念は、準決勝で敗退。「優勝を目指していたし、最低でも決勝に乗ってラインの先頭で走りたいと思っていたので…。力不足でした」と悔しがったが、最終日には白星を挙げるなど3連対と気を吐いた。

「自分はまだまだ発展途上だと思っています。ここを乗り越えて、もうひとつ上のクラスで戦えるようになりたい。自分が強くなれば、自分のことを目標にしてくれる後輩も出てくると思う。そうやってみんなで北日本を盛り上げていけるように頑張りたい」と強い決意を示した。

 地元記念で賞金加算に成功し、4月30日~5月5日に地元のいわき平で開催される日本選手権(ダービー)の出場も有力になった。地元記念のリベンジは、地元で開催されるビッグレースで果たす――

 それまでにさらに脚力と調子を上げて、最高の状態で大一番を迎えたい。 

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