パリから強行日程でオールスターに入ってきたナショナルチーム。佐藤水菜選手も体調を不安視されていましたが、その周囲の不安を吹っ切るような強いレースを連日見せてくれました。初日のガールズドリームの捲りで1着。2日目も2着以下に9車身差をつける圧勝。そして、決勝戦も最終ホーム前から仕掛け、力強くゴールまで踏み込みました。
今後はガールズケイリンでも走る姿を見られそうで、この強過ぎる彼女の走りをぜひ生で応援したいですね!!
決勝は自分のガッツを見せることができたと思います!
-女子オールスター競輪を優勝した今の心境は?
「このオールスターという舞台は自分の力だけでは走れないので、ファンの皆さんの投票があって、ここを走ることができるので、自分のやりたいいいレースをして、皆さんに恩返しをすること、完全優勝ができてすごく嬉しいです」
-いいレースができましたか?
-レースを振り返って、どのようにプランを考えてましたか?
「初手で日野(未来)選手が後ろにいることもわかっていたし、あとは自分の気持ち的に1周半から1周の間のどこかで仕掛けたいと思っていたので、しっかり自分の行きたいタイミングで行けてよかったです」
-1周以上のもがきでしたが、いかがでしたか?
「私がハロンをかける時はトータル500m以上もがいているので、それを思い出して1周駆けても大丈夫という気持ちで行きました」
-ゴールまではいかがでしたか?
「道のりは長かったんですけど、その分、声援が後押ししてくれたので、自分だけじゃない力で走れたと思います」
-ゴール後の声援はいかがでしたか?
「私が駆けだす時から、駆けている時、ゴールまでずっと名前を呼んでくれていたので、嬉しかったです」
-ウイニングランも喜びを表現していましたね。
「すごい大勢の方が応援してくれて、『おめでとう』とか声をかけてくれて、すごく幸せでした」
-久々のガールズケイリンのレースはどうでしたか?
「思ったよりも暑さも大丈夫でしたし、自分にとって一番よかったのは日本食が食べれたことでしたね。すごく美味しかったです」
-この優勝はどんな優勝ですか?
「自分一人では掴める優勝ではなかったので、ファンの皆さんと掴んだ優勝だと思うし、いつも以上の嬉しさがあります」
-今後は決まっている範囲で教えてください。
「9月に競技の方で全日本があって、そのすぐあとに前橋ナイターがあるので、その2つを走る予定です」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「3日間、応援ありがとうございました。次は伊豆で全日本があるので、どの競技に出るかまだわからないですけど競技の方の私も見に来てくれると嬉しいです。ガールズケイリンも頑張りますので応援よろしくお願いします」
佐藤水菜(さとう・みな)
神奈川・114期・L級1班 1998年12月7日生まれ。身長163.0cm 体重59.0㎏
Q パリからこの優勝まではいかがでしたか?
「身体はもうガタがき過ぎていて、体調面も不安なものはあったんですけど、そんなものも気にならないくらいお客さんの熱がすごかったので、その期待に応えられて嬉しかったです」