2020年にデビューした尾方真生選手、2021年のガールズケイリンフェスティバルで初めてビッグレースに出場し、数々のビッグレースや、ガールズグランプリにも3年連続出場を果たしています。しかし、優勝の二文字にはなかなか届きませんでした。
そして、ガールズケイリンフェスティバル2024で念願のビッグレース初優勝を飾りました! 今回の決勝戦は小林優香選手、児玉碧衣選手と姉弟子と3人そろって優出し、尾方選手はそのおかげで気楽に走れると決勝前日に話していました。決勝戦は逃げ切って優勝と、とても尾方選手らしい走りでの優勝となりました。
これで賞金ランキングも5位に浮上し、年末のガールズグランプリ4年連続出場に向け、自分らしい走りを続けていく尾方選手の活躍に期待です。
自分の持ち味を活かしながら勝てるレースを心がけていきたいです!
-優勝の心境は?
「やっとという気持ちと嬉しい気持ちが大きいです」
-やっとというのは?
「デビューして5年、けっこう大きい舞台で走っているんですけど、なかなか結果を出すことができなかったのですが、今まで先行してきたことが力になって、今回、逃げ切りの優勝につながったかなと思います」
-決勝戦を振り返って、どう組み立てようと思ってましたか?
「もう全突っ張りで先行したいと思っていました」
-初日、2日目の走りがあって、そう決めたんですか?
「そうですね、身体の状態もよかったし、33だし、逃げ切れるかなと思ったので」
-決勝で、実際に駆けてどうでしたか?
「感覚はすごくよくて、後半もしっかり自分のペースに入れられて走れたと思います」
-後ろの様子は気になりましたか?
「全然見ていなくて、もう前を見て踏んでいました」
-最後の直線はどうでしたか?
「最後はもう一回踏み直す余力があったので、そこでしっかり踏み切れると思いました」
-優勝の実感はどの辺りでしたか?
「ゴール線ですね」
-ものすごい声援だったと思いますが、どうでしたか?
「声援はすごい力になりました」
-これで賞金も上積みしました。
「今年は前半がよくなかったので、賞金ランキングにも入っていないくらいだったんですけど、これで4年連続のガールズグランプリを目指して今後も頑張りたいと思います」
-後期はどんな走りをしたいですか?
「これまで通りですね。最近は自力基本とコメントしているんですけど、自分の持ち味を活かしながら勝てるレースを心がけていきたいです」
-ファンの皆さんにメッセージどうぞ。
「いつも応援ありがとうございます。ここまで長かったんですけど、やっと1つビッグレースを獲ることができました。またこれからももっともっと応援してもらえるように頑張ります!」
尾方真生(おがた・まお)
福岡・118期・L級1班 1999年5月7日生まれ。 身長160.9㎝ 体重65.4㎏
Q 師匠の藤田剣次選手にはどう報告しますか?
「終わったらとりあえず電話をして、早く優勝しましたと伝えたいです」
Q 姉弟子2人には何て言われました?
「はい、『おめでとう』って言われました」