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内林久徳 車券推理の極意 KERINグランプリ2023 レース後 編
解説&分析 2024.01.05

内林久徳 車券推理の極意 KERINグランプリ2023 レース後 編

#レース予想の極意

車券的推理予想

3-4567-4567
456-3-4567
456-456-3
456BOX
1-8234-8234

結果
3-5-4 213.7(82番人気)

レース経過考察

スタートは佐藤で新山が前受けから、そして深谷が3番手を確保。そして清水、松浦の中国ライ ン。そこに眞杉、山口が続き、8番手が脇本で周回を重ねる。打鐘前2コーナーから脇本が仕掛ける。赤板でなくここまで遅らせたのは脇本自身が持つ仕掛けにしたかったのだろう。しかしその分、普段から赤板突っ張り先行を得意としている新山も距離が短くなり先行一択になった。最終ホームはもがき合い。脇本がそこを制したが、かなり消耗した。そして深谷と清水が同じタイミングでの仕掛け。松浦が深谷に切り替えた。深谷が捲り切り松浦が交わしての優勝。3着には松浦 の後ろにいた眞杉の結果だった。

意外だったのは深谷が3番手を取りに行った事。ただここが一番優勝の位置に近いと感じた結果だと思う。その事は松浦の油断があったのかも知れない。脇本としても自身を含めて先行2車で自分から動かないといけない事は承知していた。それで遅らせた仕掛けとなった。それは普段から赤板突っ張り先行を敢行している新山のイメージがあったからと思います。

仕掛けが早ければグランプリに限り、新山が3番手の選択かも知れないが、それもなくなり完全な叩き合いになりました。いい位置を確保した深谷が捲り、その位置に切り替えた松浦が優勝。

松浦にとっては苦しい一年だったかもしれませんが、しっかり優勝のチャンスを逃さず、チャンスをものにしました。

2023年のグランプリは見応えのあった締め括りの良いレースでした。

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