●6月のMVP 吉田拓矢(茨城・107期・S級S班)
・岸和田競輪 GⅠ「第77回高松宮記念杯競輪」|6月16~21日
・取手競輪 開設76周年記念 GⅢ「水戸黄門賞」|6月27~30日
高松宮記念杯では決勝進出こそ逃したものの、自力戦と番手戦の両面で存在感を発揮。シリーズ3勝を挙げ、総合力の高さを印象づけた。その勢いのまま臨んだ地元・取手記念は、S級S班として迎える大一番。4日間すべてで目標選手がいる番組となり、地元ファンの期待を一身に背負った。
初日特別選抜は眞杉匠を目標に運んだが、直線で南修二に内を突かれて2着。二次予選は橋本壮史、準決勝は杉浦侑吾、決勝は再び眞杉を目標に、2日目から3連勝で地元記念を制した。
眞杉とは幾度も連係を重ねてきたが、番手から踏み出す判断は難しく、結果につながらないレースもあった。それだけに、決勝では眞杉の力走に迷いなく応えた。宇都宮記念での連係を踏まえ、同じ轍を踏まないとの思いで臨んだ一戦。眞杉が打鐘前から先行すると、吉田は後続の動きを見極め、最終3コーナーから番手まくりで抜け出した。2年ぶり2度目の地元記念制覇。6月のMVPにふさわしい締めくくりだった。