月刊競輪WEB

検索
直送!競輪場便りfrom 松戸競輪場 鈴木奈央(静岡・110期)
レース展望 2026.05.20

直送!競輪場便りfrom 松戸競輪場 鈴木奈央(静岡・110期)

実力者がようやくたどり着いたGⅠ決勝の舞台

中長距離の中心選手としてナショナルチームに所属し、数々の国際大会で活躍してきた鈴木奈央。ガールズケイリンでも、110期在校1位の実績を持ち、ビッグ戦線で安定した成績を残してきた実力者が、先月行われたオールガールズクラシックで「目標のひとつだった」というGⅠ決勝進出を決めた。

予選は打鐘からの先行勝負で押し切り勝ち。準決勝では、梅川風子を力ずくでまくり切った児玉碧衣に俊敏にスイッチし、最後は差し切った。持ち味である柔軟性をフルに発揮し、念願だったGⅠ決勝の切符をつかみ取った。

ただ、その決勝では見せ場をつくることができず、7着に敗れた。

「GⅠの決勝に乗るという目標を達成できたので、そのあと自分の気持ちがどうなるんだろうというのはあったんですけど、決勝が終わって“めちゃくちゃ悔しい”と思えました。またGⅠの決勝に行って、今度は確定板入りを目指したいです」

燃え尽きることなく、早くも次のターゲットを定めた。

5月の初戦は弥彦ミッドナイトだった。

「競輪祭(女子王座戦)の選考も始まっているし、一戦一戦しっかり力を出し切れるように頑張っていきたい」

高いモチベーションで臨むと、危なげない立ち回りで予選を連勝。同じくオールガールズクラシックで決勝に進出した柳原真緒と対峙した決勝では、初手から柳原をマークした。2角まくりを決めた柳原をゴール前できっちり捕らえ、GⅠ優出直後の大事なシリーズで完全Vを飾った。

2021年末にナショナルチームを離れてからは、「自分の練習方法を見つけていけるように」と試行錯誤を続けてきた。そして、自立してから5年目でたどり着いたGⅠ決勝の舞台。持っている力を考えれば少し時間はかかったかもしれないが、今回の優出をきっかけに、GⅠ決勝の常連となっていく可能性は十分にある。

約1カ月後に迫ったパールカップでの活躍が楽しみだ。

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE

related articles