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直送!競輪場便り from 武雄競輪場 松谷秀幸(神奈川・96期)
インタビュー 2026.05.20

直送!競輪場便り from 武雄競輪場 松谷秀幸(神奈川・96期)

#競輪場便り


通算300勝達成は、まだまだ通過点!

武雄競輪のGⅢ「開設76周年記念 武雄市制20周年 大楠賞争奪戦」3日目の9R特選で、松谷秀幸が1着を手にし、通算300勝を達成した。2009年7月のデビューから17年目での節目到達だった。

この日は、初めて連係する中島詩音をマーク。他地区の選手ということもあり、普段から連係する機会は少なく、どのようなレースをするか未知数な部分もあった。それでも松谷は落ち着いた立ち回りで中島を援護し、直線では余裕を持って差し切った。

「中島君は踏み直しの多いイメージがあったけど、そんなことはなくて。比較的、余裕を持って付いていけました。強かったですよ」

そう話し、前を任せた中島を称えた。最終ホームでは、外に浮きかけた中島を受け入れるシーンもあり、松谷の細かな技も光る好内容だった。

もっとも本人は、この勝利が節目の300勝とは知らなかった様子。

「全然、知りませんでした。えっ、そうなの? って感じ(笑)」

と驚きの表情を浮かべた。それでも、

「周りと比べると遅い方ですよね。落車が多い中で、何とか達成できました」

と振り返り、安堵の表情ものぞかせた。

近況は、決して順調とは言えない。2月の立川FⅠで落車し、左手の人差し指を骨折。続く熊本GⅠ全日本選抜競輪でも落車し、同じ箇所を痛めるなど、苦しい状況が続いている。

2日目の二次予選でも根田空史と連係し、人気を集めたが、他ラインをけん制した際に口が空いてしまい、根田と決めることができなかった。

それでも、松谷は前向きに取り組んでいる。

「最近は調子がいいときがあまりない。悪いときに取りこぼすとズルズルいってしまうけど、しのげば、調子が悪いときでも大きく落ちることはない。もう43歳ですし、年齢的にもその辺の感覚が大事になってきますね。ホント、与えられたところでいかにものにするか、です」

一戦、一戦を大事に、目の前のレースと向き合っている。

300勝は、まだまだ通過点。ここからまたひとつずつ、地道にコツコツと白星を積み上げていく。

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