追い込み転向を見据え「自在戦」を強化中!
豪快な仕掛けを持ち味とする佐々木が、最近「自在に」という言葉を頻繁に口にしている。
「31歳くらいまでに追い込みに変わりたいと思っているんです。でも急に変わるより、まずは自在の走りを1年くらいかけて学んでいこうと考えています。ラインを組む選手たちにも、最近の自分のスタイルは伝えています。脚を使ってでも位置を取りに行くとか、実戦を走ることでしか得られないものもあると思うので、そういった部分を強く意識してレースに臨んでいます」
自力脚が著しく落ちたわけではないが、「ビッグレースで通用するかというと、正直厳しくなってきていると思う。それなら追い込みとして経験を積み、地位を上げていく方がいいのかな」と現状を冷静に分析する。四国には犬伏湧也や松本貴治、石原颯といった輪界を代表する機動型がそろう。その番手を務められるようになることが、ビッグ戦線で活躍するための最適ルートと考えたようだ。
追加参戦した西武園記念では、「松浦悠士さんからは『自在でも、自力を出す展開になった時は出した方がいい』と言ってもらいましたし、岩津裕介さんからもアドバイスをいただきました」と、中国地区の先輩たちの助言を生かして奮闘した。
「(カマして2着の)初日は自力も見せられましたし、二次予選は前々に踏んで飛びつく形もつくれました。準決勝も最後は中割りを狙って突っ込むことができました。あの中のコースを突いていけないようでは、自在や追い込みは務まらないと思ったので、ひとまずよかったです」
一戦一戦で収穫を得ながら結果も残した、貴重なシリーズとなった。
今年は地元・松山で8月にGⅠオールスター競輪が開催される。
「まずはそこを目標にしていますし、それまでに自在として自分の形をつくれれば」と力強く語った。