●3月のMVP
佐藤慎太郎(福島78期)
・久留米競輪FⅠナイター(3月1~3日)
・取手競輪GⅢ ワールドサイクリスト支援競輪(12~15日)
・別府競輪FⅠ(24~26日)
3月の佐藤は、充実した開催が続いた。まずは久留米FⅠシリーズ。初日特選で任せた岩本俊介が後藤大輝を突っ張って主導権を握ると、後藤マークの伊藤旭が2段階でアタック。佐藤はさすがの仕事でこれをひと蹴りし、直線鋭く抜け出した。
この1勝はただの1勝ではない。節目となる通算500勝(72人目、男子では66人目)を達成した。「岩本は先行タイプじゃないのにね。気持ちが伝わってきたし、自分も応えたかった。そういう意味ではやることはできたし、いいレースだった。500勝はまだまだ通過点!」と納得の一戦だった。
続く取手では快記録を樹立。GⅢ最年長優勝だ。49歳4カ月での達成は、神山雄一郎氏(現・日本競輪選手養成所所長)が2016年の静岡GⅢで記録した47歳10カ月23日を更新するもの。決勝ではバック8番手から突っ込んできた渡邉雅也の中割りを巧みに阻むなど、値打ちのあるプレーが光った。
別府は、同学年で同時代を走ってきた小野俊之とのラスト開催。佐藤は優勝こそ逃したものの、3日間ともに力のこもった走りで魅せ、戦友を送り出した。