3月8日、松山競輪開設76周年記念・金亀杯争覇戦(GⅢ)の最終日第9レースに『127期ルーキーチャンピオンレース・若鷲賞』が行われました。
今回のメンバーは、ナショナルチームの尾野翔一選手をはじめ、諸隈健太郎選手と長野魅切選手の四国ライン、丸山留依選手と野中龍之介選手の南関東ライン、伊藤涼介選手と中田拓也選手の広島ライン、単騎の一守大葵選手、上杉有弘選手という顔ぶれで、計9名がそろいました。
諸隈選手と丸山選手による激しい踏み合いの展開となりましたが、勝機を逃さず仕掛けた長野選手が地元で優勝の栄冠を獲得しました。
長野選手は野球から競輪へ転身。右も左も分からなかった彼に自転車の乗り方を一から教えたのが、師匠の佐々木豪選手だったそうです。長野選手は優勝インタビューで「早くS級に上がり、師匠の前で駆けたい」と目標を語っていました。

■ルーキーチャンピオンレースメンバー
1番車・諸隈健太郎(高知)
2番車・尾野翔一(福岡)
3番車・丸山留依(静岡)
4番車・一守大葵(兵庫)
5番車・伊藤涼介(広島)
6番車・中田拓也(広島)
7番車・野中龍之介(神奈川)
8番車・長野魅切(愛媛)
9番車・上杉有弘(福井)
■レース展開
並びは諸隈健太郎―長野魅切―尾野翔一、丸山留依―野中龍之介、一守大葵、伊藤涼介―中田拓也、上杉有弘で落ち着いた。
赤板前から伊藤ラインが上昇し、それに上杉が続く。赤板1コーナーでは尾野が落車するアクシデントが発生した。
打鐘前から伊藤と丸山が踏み合いとなる。そのもがき合いを諸隈が捲っていこうとするが、丸山がこれを合わせる。
最終2コーナー過ぎ、前の2人が踏み合う展開となり、その外を長野が一気に捲り上げる。そのまま押し切って長野が優勝。地元の大声援に応えた。
2着は野中、3着には追い込んできた中田。丸山は確定板を逃したが、果敢なレースで4着に粘った。



赤板過ぎ





■選手コメント

優勝 長野魅切
「優勝は本当にうれしいです。地元バンクで気合も入っていましたし、諸隈さんが前で頑張ってくれて本当に心強かったです。最後まで気は抜けないと思い、ゴール線まで全力で踏むと決めていたので、しっかり踏めました。ルーキーチャンピオンは一生に一度なので、同期の仲間と戦うことができて楽しかったですし、この優勝を今後の弾みにしたいです。早くS級に上がって、師匠の佐々木豪さんの前で走りたいという気持ちが強いので、そのために頑張っていきたいと思います」

2着 野中龍之介
「留依君にすべて任せていました。余裕はありましたが、諸隈君がすぐに来たので対応できず、留依君が本当に頑張ってくれました。魅切が踏んだのは見えましたが、諸隈と車輪がかかっていて外へ持ち出せず、留依がそのまま伸びていきました。自分はコースを縫って踏みました。今後は一緒に練習させてもらっている郡司(浩平)さんや小原(太樹)一門の皆さんと連携できるように、S級に上がれるよう頑張ります」

3着 中田拓也
「南関と諸隈君が踏み合ってくれて、いい風よけになりました。1センターから涼介君がいい感じで踏んでくれたので、いい形になりました。涼介君が3コーナーから踏み上がっていきましたが、一守君と合ってしまい、ちょっと行けそうにないと思ったので自分で踏ませてもらいました。同期のベスト9には選ばれましたが、まだまだ脚は足りないと思っています。オールドルーキーと言われますが、ここから自分の全盛期が来るように、1日1日大切に練習していき、上の舞台で戦えるよう頑張ります」

4着 丸山留依
「積極的に走れたことは良かったと思いますが、もう少し早く諸隈さんを合わせられていれば、そこが反省点です。悔しいですね。次は特進を目指して頑張ります」

5着 伊藤涼介
「だいたい想定内の展開でしたが、少し動きが遅れて迷ってしまい、中途半端になってしまいました。次の目標は、まず今期S級点を取れるように頑張ることです。それと最近は積極性が少し足りないので、もっと長い距離を踏めるように練習して自信をつけていきたいです」

6着 一守大葵
「赤板でアクシデントがあって前が落車したので、そこで南関と離れてしまったのが痛かったです。ペースが緩ければホームカマシも考えていたんですが、ペースが速く、展開的に後方になってしまいました。持ち出したときはもしかしたらと思いましたが、伊藤さんが車間を切っていて合ってしまったので、それを乗り越えられるくらいの力をつけないといけないと感じました。でも同期で走れて楽しかったですし、上の舞台に上がってもこうして戦えたらいいなと思います」

7着 上杉有弘
「前についていこうと思っていたんですが、よそ見をしていたら2車身離れてしまって、そこで脚を使ってしまいました。後ろから来たところで反応して出ればよかったんですが、追走できなかったのが反省です。言い訳になりますが、もっと単騎の選手たちの動きを見ていればよかったと思います。終わったことを悔やんでも仕方ないので、次に向けて練習を頑張ります。今年は特進を目指したいのと、体調管理もしっかりしていきたいです」

8着 諸隈健太郎
「同期同士でみんな自力がありますし、中途半端にペースで駆けるより全開で行こうと思っていました。丸山君や尾野さんなど、ものすごく強い同期がたくさんいるので、負けないように頑張りたいと思います」