来期S級へ向けて脚力アップにいそしむ
昨年7月にA級2班へ昇班し、その後も好走を連発している角田光が、1月の小倉ミッドナイトに出走した。養成所の試験で「走りやすいイメージしかなかった」という小倉バンクに、デビュー後初めて登場した。
来期の初S級入りをほぼ確実にしているが、今期は2班のため常に予選スタート。初日は1着で人気に応え、ラインでワンツーを決めたものの、「突っ張って逃げたかった。先行できていないので、(感触が)いいとは言えませんね」と自己評価は辛口だった。小倉バンクについても「試験の時とは感覚が違った。イメージをあらためないといけない」と振り返った。
準決勝は同期の志田愛希飛との踏み合いを制して主導権を奪取。ただ、高井流星のまくりに屈し、最終直線手前では後続が落車するアクシデントもあった。「初日の分も長い距離を踏みたかった。同期相手に負けたくなかったし、真剣勝負ができたのは良かった」と話す一方で、「最後は二の足が出なかった。最終バックではタレていましたね。決勝には乗れたけど落車もあったし……。ラインの方に申し訳なかったです」と、2着で3節ぶりのファイナル入りを決めても表情は暗かった。
小倉に入る直前には、地元のいわき平でGⅢ「いわき金杯争奪戦」が開催された。「もちろん見ていましたよ。来年は自分も? まだまだそんなレベルではないし、そんなことを言える立場でもない。同期で同支部の山崎歩夢君が頑張っていたし、彼が刺激になっています。少しでも追いつけるように。全部が足りていないので、まずはしっかり脚力を上げていきたい」 今年のグランプリが開催される地元バンクでは、来年1月にも開設記念GⅢが行われる。今期、S級点を取れれば出場の可能性も出てくるが、「今のままでは、(S級では)まったく通用しない」と、さらなるレベルアップの必要性を力説する。小倉の決勝は果敢に攻めてレースを支配。Vこそ逃したが、ラインで2、3着と内容は上々だった。さらなる脚力アップを目指し、これからも積極策を貫く。