2025年1月2日に別府競輪場でS級特進を決めた阿部英斗選手、125期の中で森田一郎選手に続き、2人目のS級特進を決めました。
S級初戦となった立川FIでは、初日は赤板から先行し7着。2日目は土生敦弘選手の捲りに乗り、そこからコースを突いて1着。最終日は先行し、番手の原井博斗選手とワンツーを決めました。しかし、この開催を振り返り、反省点しかないと振り返る阿部選手。
競輪が好きだからこそ、着でなくレース内容にも厳しい目で見ています。
憧れが目指すべき場所になった阿部選手の今後に期待しかありません!
やるべきことはわかってきたので、不動會でもまれてきます!
-S級に特進して1場所目の立川FIを振り返っていかがですか?
「みっともないというか情けなかったですね…。2日目とか何してるのかなっていうレースでした。自分の弱さでしたね」
-最終日はどうでしたか?
「最終日はどういう展開でも絶対に自分の力を出そうと思っていたので、そこはクリアできて、ワンツー決められてよかったです。最終日はよかったので、あれをもっと自信つけて、これからできるようにしたいですね」
-落ち着いて走ることが重要ですね。
「初日から焦ってましたね。最終日も誰も来てないのに踏みそうになっていたんで、危なかったです。」
-後ろをけっこう見て警戒していましたね。
「(橋本)瑠偉さんは来るだろうっていう頭でいたんですけど、打鐘でも来なかったからもう先行だなって、そこは冷静…だったかはわからないけど、先行しました。昨日、自分の仕掛けが遅かったせいかなと思います」
-A級とは違いました?
「全然違いますね。でも、自分の中で違うと思って走りすぎたなというのはあります。もっと落ち着けばいいのに焦りすぎたというか、最終日みたくワンツー決められたのに、落ち着けていなかったので……次からですね。初戦は大失敗だったので」
-失敗した分、わかったことも多いのでは?
「はい、わかってきたような感じがするので、あとは不動會でもまれてきます!」
-今の練習環境は?
「不動會で、小川(勇介)さん達と一緒に練習させてもらっているので、頑張ります!」
-S級初戦を一言で表したなら?
「なんすかね。苦しかったです(苦笑)。野次も初めて言われました」
-それだけ注目されている証拠でもありますね。
「どんだけ野次られても一番人気は苦しかったです」
-プレッシャーは上のレースになればなるほど大変だと思いますが、どうですか?
「そうですね」
-憧れている選手もたくさん出るし。
「多いですね! 今回も昔から憧れている選手も多かったですし、初日も渡邉一成さんのダッシュをかなり警戒していました。気持ちも強くしていかないとダメですね。憧れの目もあるし、メンタルも弱いので」
-阿部選手はメンタルは弱くないと思いますが。
「いや、かなり弱いです。やっぱり中石(湊)がいたので、ずっと中石の次みたいな目で見られていたので、自分はダメだってめっちゃ思ってしまいますね。だからこそレースでカバーしようと思っているし、ヨコやっちゃうし、そこら辺がずっと反省点です。…チャレンジレースで相当失敗して学んだはずなのに、ここでも失敗しちゃいました」
-S級は9車のレースもありますがどうですか?
「いやぁ、なんとも言えないですね。今は絶対的に脚が足らないです。9車イコール記念か特別なんで、そんなところで戦えるような脚じゃないなって実感しました」
-最後にファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「S級初戦は申し訳なかったです。次はしっかりと自信をもって走れるように頑張ります! 応援よろしくお願いします!!」