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第127回生・第128回生 第2回記録会
養成所物語 2024.09.25

第127回生・第128回生 第2回記録会

#養成所物語

ゴールデンキャップが男子10名、女子1名の計11名誕生!
市田龍生都候補生と酒井亜樹候補生は前回に続いての獲得!

第127回生(男子)・第128回生(女子)の第2回記録会が9月11日~13日の3日間にわたり実施されました。
初日はJKA250にて男女とも午前に200mタイムトライアル、午後から女子は500mタイムトライアル、男子は1000mタイムトラアイルを計測。

2日目はJKA400にて男女とも400mタイムトライアルを計測。

3日目は333ピストにて女子は2000mタイムトライアル、男子は3000mタイムトライアルを計測しました。

127回生(男子)は市田龍生都、杉浦颯太、野中龍之介、大塚城、邊見竜馬、三神遼矢、長野魅切、木村優駿、猿樂楓樹、尾野翔一の10名がゴールデンキャップを獲得。市田候補生は第1回記録会に続いての獲得です。なお、今回の男子候補生の獲得者数は過去最多を記録しました。

128回生(女子)のゴールデンキャップは、前回に続き酒井亜樹のみが獲得となりました。

ゴールデンキャップを獲得した11名

★127回生(男子)

【200mタイムトライアル】

1位 市田龍生都(福井) 10秒61

2位 三神遼矢(福島) 10秒84

3位 尾野翔一(福岡) 10秒85

1位 市田龍生都
2位 三神遼矢
3位 尾野翔一

【400mタイムトライアル】

1位 市田龍生都(福井) 22秒01

2位 三神遼矢(福島) 22秒02

3位 三浦生誠(岩手) 22秒30

1位 市田龍生都
2位 三神遼矢
3位 三浦生誠

【1000mタイムトライアル】

1位 市田龍生都(福井) 1分05秒49

2位 長野魅切(愛媛) 1分06秒43

3位 邊見竜馬(福島) 1分06秒67

1位 市田龍生都
2位 長野魅切
3位 邊見竜馬

【3000mタイムトライアル】

1位 安達光伸(岐阜) 3分37秒91

2位 真木寛斗(愛知) 3分43秒21

3位 丸山留依(静岡) 3分43秒39

1位 安達光伸
2位 真木寛斗
3位 丸山留依

★128回生(女子)

【200mタイムトライアル】

1位 半田水晶(茨城) 12秒09

2位 酒井亜樹(大阪) 12秒20

3位 岡田優歩(和歌山) 12秒30

1位 半田水晶
2位 酒井亜樹
3位 岡田優歩

【400mタイムトライアル】

1位 酒井亜樹(大阪) 24秒52

2位 半田水晶(茨城) 24秒53

3位 西田美菜(京都) 24秒76 

1位 酒井亜樹
2位 半田水晶
3位 西田美菜

【500mタイムトライアル】

1位 酒井亜樹(大阪) 36秒38

2位 半田水晶(茨城) 36秒45

3位 岡田優歩(和歌山) 37秒68

1位 酒井亜樹
2位 半田水晶
3位 岡田優歩

【2000mタイムトライアル】

1位 酒井亜樹(大阪) 2分40秒29

2位 岩元杏奈(宮崎) 2分40秒98

3位 北津留千羽(福岡) 2分42秒71

1位 酒井亜樹

2位 岩元杏奈
3位 北津留千羽

ゴールデンキャップ獲得者&各種目1位候補生コメント

★127回生(男子)

■市田龍生都(福井) 

ゴールデンキャップ獲得・200mTT 1位・400mTT 1位・1000mTT 1位

「200mは早期卒業のタイムが10秒56なので、それを狙っていましたがほんの少し及びませんでした。(記録会の2日前まで)全日本トラックに出場していて、短い期間で調整して走ったわりには出たほうじゃないかなと思っています。1000mは1分4秒を切るつもりで行きましたが、スタートでミスしてしまい、1秒以上無駄にしてしまいました。400mは自分が前回出した養成所記録をもう一度塗り替えるつもりで挑みましたが、身体に蓄積された疲労が出てしまったかなという感じです。それでも結果として3種目で1位になれたことは嬉しく思います。ゴールデンキャップ獲得は、本当に自分に『よくやったな』と言いたいです。今回は全日本トラックが終わってすぐという厳しい条件の中でしたが、第1回記録会とそれほど変わらないタイムが出せたので、全体的にはよくできたんじゃないかなと思います。(早期卒業に向けては)自分のできる精一杯を淡々とこなして順当にいけたらいいなと思っています」

■三神遼矢(福島) 

ゴールデンキャップ獲得・200mTT 2位・400mTT 2位

「初日の200mは思うように身体が動いてくれず、自分の中ではあまりよくないタイムでした。1000mも調子が悪く、最初から最後までいい走りができませんでした。400mは1位を目指して走りましたが、市田候補生に0.01秒負けてしまいました。本当は初日で早期卒業のタイムを出したかったのですが、それも叶わず、なんとか形として結果を残したいと思い、3000mは得意とは言えませんが頑張ってゴールデンキャップを目指して走りました。うまくいかないことが続いている中で、しっかり気持ちを切り替えてゴールデンキャップを獲得できたことは精神的な面で成長できたかなと思います。今回は全日本トラックの疲れを記録会まで引きずった感じがあったので、もっと体力をつけたいと思いました。第3回記録会では全種目で1位を目指し、養成所記録も塗り替えられるように頑張りたいです」

■尾野翔一(福岡) 

ゴールデンキャップ獲得・200mTT 3位

「200mは気合が入りすぎて思ったような走りができませんでしたが、タイムは出ていたのでよかったです。1000mは自分の力を全部出し切ってベストタイムでした。400mはもう少し記録を狙っていましたが、駆けはじめに後輪がスリップしてしまいました。3000mは第1回記録会が終わってからずっと練習してきたので、タイムを出すことができてよかったです。ゴールデンキャップを獲れて最高の気分です。第3回記録会は3000mがないので、得意分野を伸ばしていって全部で1位を獲りたいと思います。

(プロ野球出身だが)野球はもともと得意なわけではなく、本当に身体能力だけでいけるところまで行ったという感じなので(苦笑)。昔から足が速く、色々な人から『競輪に行けば?』と言われていたので、持ち味が活かせるスポーツをしたいと考えて転向しました。将来は瀧澤所長のように先行で勝てる選手になりたいです」

■長野魅切(愛媛) 

ゴールデンキャップ獲得・1000mTT 2位

「200mは練習でもゴールデンのタイムにギリギリのラインだったので、ちょっと不安な気持ちもありましたが、本番で出せてよかったです。1000mは自己ベストを更新することができました。400mは練習でもいいイメージができていたので、本番で思い切っていけました。3000mは得意ではありませんが、しっかり対策をしてきたので、自信を持って全力で臨み、結果を出すことができました。ゴールデンキャップを獲得できて素直に嬉しいです。自分は高校から大学の途中まで野球をやっていて、それまで競輪はまったく知りませんでしたが、恩師のトレーナーさんから競輪選手を勧められ、挑戦しようと決意しました。持ち味である地脚を活かして、脇本雄太選手のようなどこからでも仕掛けられる選手になりたいと思っています」

■邊見竜馬(福島) 

ゴールデンキャップ獲得・1000mTT 3位

「200mは自己ベストを更新できました。大学時代から250バンクは結構乗っていたので、その成果が出たと思います。1000mはずっと得意種目としてやってきたので、今回も上位を狙っていましたが、いいタイムが出せてよかったです。400mも練習でも出せたことがないようないいタイムを本番で出せました。3000mは高校時代は中長距離をやっていたので、そのときの経験が活きたかなと思います。ゴールデンキャップはずっと狙っていたので、獲れて嬉しいです。第3回記録会に向けては、今回200mが5位だったので、200mと1000mではトップ3に入れるように。400mも一桁の順位が獲れるように頑張りたいと思います」

■杉浦颯太(北海道) 

ゴールデンキャップ獲得

「200mは10秒台を出せて4位だったので満足しています。1000mは前回よりも1秒くらい速かったので成長を感じられました。3000mはこんなにタイムが出ていると思っていなかったので、びっくりしました。長距離は本当に苦手で、練習でもいつも置いていかれているので、頑張れば希望があるなと思いました。ゴールデンキャップを目標に養成所生活を送っているので、ひとつの目標を達成できてとても嬉しいです。第3回記録会ではゴールデンの基準以上のタイムを求めて普段の練習を頑張っていきたいと思います」

■野中龍之介(神奈川)

ゴールデンキャップ獲得

「200mは練習では10秒台が出ていたので、もう少しタイムを出したかったというのが正直なところです。1000mも7秒を切るタイムを目指していましたが、最後のほうでスピードが落ちてしまいました。400mは第1回記録会でゴールデンの基準を落としてしまい、バンクの入り方だったり色々と研究したので、それが結果に出て嬉しいです。3000mは前回初めて走りましたが、とてもきつかったので、今回は自主練習で対策をしてきました。それが報われたというか、頑張ってきてよかったなと思います。ゴールデンキャップはずっと目標にしていたので、すごく嬉しいです。第3回記録会でももちろんゴールデンキャップを目標に、3種目とも3位以上が獲れるように頑張りたいと思います」

■大塚城(静岡)

ゴールデンキャップ獲得

「全日本トラックが終わってすぐということもあって疲労がありましたが、200mは10秒台が出たのでよかったです。1000mは練習でも同じくらいのタイムが出ていたので、とりあえず最低限のタイムは出せたかなという感じです。400mは直近の練習よりいいタイムが出せました。3000mに関しては、自分は短距離選手なので地脚がほとんどなく、ゴールデンのタイムは難しいだろうと思っていたので、逆に最初から思い切って突っ込めたことでクリアすることができました。本当に3000mがネックで、今回ゴールデンキャップを獲れるとは思っていなかったので、すごく嬉しいです。また第3回記録会でもゴールデンキャップを獲れるように頑張りたいです」

■木村優駿(埼玉) 

ゴールデンキャップ獲得

「200mは第1回記録会よりもタイムを落としてしまいましたが、250バンクは少し苦手意識があり、その中でもゴールデンのタイムが切れたのでよかったと思います。1000mはスタートで早く出すぎて滑ってしまい、あまりいいタイムが出せなかったのが残念です。400mはギアも掛かって駆けおろしもいい感触で、タイムを出すことができました。3000mは自主練習で対策をたくさんやってきたので、その成果が出てよかったです。ゴールデンキャップは、養成所に入所する前は第3回でなんとか獲れればいいなと思っていたので、今回獲れたことは嬉しいです。第3回記録会では3000mがないので、短距離の練習をたくさんして、またゴールデンキャップを獲りたいと思います」

■猿樂楓樹(岡山) 

ゴールデンキャップ獲得

「4種目すべてでベストタイムでした。今回の記録会に向けてメンタル面やコンディションなど充実して迎えられたと思うので、緊張はすごくしていましたが、自分の中で満足するタイムが出せました。ゴールデンキャップを獲れたことはとても嬉しいです。これまで自転車の経験があまりなかったので、徐々に自転車がわかるようになってきたのかなとは思います。ずっと野球をやっていましたが、怪我をしてプロの野球選手を目指せなくなったときに、もう一度なにかプロのスポーツの世界でやりたいと思い、競輪の道に入りました。師匠(日浅保幸)が今もずっと先行選手をやっているので、自分も長く先行できるような強い選手になりたいと思っています」

■安達光伸(岐阜) 

3000mTT 1位

「3000mは養成所記録を目指していたので、そこを狙えなかったのはとても悔しいです。200mでは初めて10秒台を出せ、1000mでもゴールデンのタイムを切れましたが、400mは力みすぎて最初から最後まで自分の走りができず、ゴールデンのタイムにあと少し(0.04秒)届きませんでした。ゴールデンキャップは逃しましたが、第1回記録会からするとタイムも伸び、成長できたと思います。練習を休みなく頑張った成果かなと思います。第3回こそはゴールデンキャップを獲って終わりたいと思います」

★128回生(女子)

■酒井亜樹(大阪) 

ゴールデンキャップ獲得・200mTT 2位・400mTT 1位・500mTT 1位・2000mTT 1位

「500mは自分が一番得意なところなので、いいタイムを出したい気持ちが強かったのですが、走っているときもあまり出ていない感じはあったものの、実際にタイムを見てとてもショックでした。200mのほうも思ったよりも悪く、初日は全日本トラックの疲労もありましたが、でもそこでちゃんとタイムを出せないのは自分の弱さだと感じました。翌日の400mは気持ちも身体もきつかったですが、ここで負けてはいけないと一生懸命踏み、最低限今の自分の力は出し切れたかなと思います。2000mはどちらかといえば苦手な種目ですが、だからこそ勇気を出して最初にペースを上げてスピードを作っておく作戦で臨み、前回よりもいいペースを刻むことができました。今回の記録会は出だしがあまりよくなく、身体もきついところにタイムもついてこず、気持ち的に折れそうになってしまいましたが、最低限ゴールデンキャップは絶対に獲りたいという気持ちで最後まで頑張ることができたので、そこは成長に繋がるんじゃないかと思います。第3回では今度こそ500mの養成所記録を更新して卒業したいです」

■半田水晶(茨城) 

200mTT 1位・ 400mTT 2位・500mTT 2位

「200mは練習ではもう少し早いタイムも出していましたが、公式ではベストです。500mもベストだったのですごく嬉しいです。自分は朝一番の1本目というのがとても苦手で、身体が動かなくてタイムが出ずらいというところがあったので、今回はそこを課題として臨んでいました。初日は朝早く起きてローラーに乗ったり、パワーマックスで刺激を入れたりと対策をしましたが、それがいい方向に繋がったのかなと思います。それと第1回記録会から自分が大きく変わったと感じているのはペダリングで、以前よりもうまく回せるようになっていると思います」

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