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第123回生・第124回生 第1回トーナメント
養成所物語 2022.11.23

第123回生・第124回生 第1回トーナメント

#養成所物語

第123回生・第124回生の第1回トーナメントが11月14日(月)~15日(火)の2日間にわたり日本競輪選手養成所の400バンクにて行われました。

第123回生は初日に予選1回戦・2回戦、2日目の午前中に準決勝(3R)、午後に決勝戦を行いました。

第124回生は初日に予選1回戦・2回戦、2日目の午前中に予選3回戦を行い、上位7名が決勝戦に臨みました。

先行や自力で臨む候補生や勝ちに徹する候補生と様々でしたが、このトーナメントで今の自分の力を知り、自らの目標に向かって頑張っていってほしいですね。

■123回生決勝戦

決勝戦メンバー

1番車 篠田幸希(予選1・1準決勝3)

2番車 荒川達郎(予選1・2準決勝2)

3番車 保田浩輔(予選2・5準決勝1)

4番車 尾方祐仁(予選1・1準決勝1)

5番車 棚瀬義大(予選3・3準決勝3)

6番車 松本京太(予選3・4準決勝2)

7番車 佐藤壮志(予選2・2準決勝1)

8番車 都築巧(予選4・3準決勝3)

9番車 成海大聖(予選5・2準決勝2)

レース展開

都築、 松本、 篠田、荒川、 保田、尾方、棚瀬、佐藤、成海の並びで周回を重ねた。赤板1コーナーから松本が先頭に立ち駆ける。打鐘2センターから佐藤と保田が仕掛け、最終1センターで保田が前に出る。しかし、最終バックで尾方が捲っていく。尾方の後ろから荒川が捲り追い込んでいき、優勝を決めた。荒川に切り替えた都築と追い込んでいった篠田の2着争いは、篠田がわずかに伸びて篠田が2着、都築が3着に入った。

スタート
周回
赤板
打鐘
最終ホーム
最終バック
最終2センター
ゴール
上位3名

●優勝の荒川達郎(埼玉23歳)

「決勝は皆が自力あるし、後ろから追い込むのは厳しいのかなと思ったので、常に前で走ることは意識していました。そこでしっかり優勝できたのでよかったと思います。でも、ちょっと脚を使い切れていなかったので、いいのかな?とも思っています。予選は弛んだら先行しようと思いました。予選から先に駆けられて、自分が先行できる展開ではなくて、後方に構えての捲りと追い込みになってしまったので、結果的に勝ちにいくレースになりました。普段は1周半で弛んだら行こうかなとかアバウトな感じで走っていますが、1回トーナメントが終わったので、ちゃんと先行してどこまでもつかとか色々と試していきたいと思います」


●2着の篠田幸希(群馬・23歳)

「決勝は先行が苦手なので捲りか追い込みになるかなと思っていましたが、案の定、追い込みになりました。1着を取りたかったけど、途中で混戦もあったりして危ないところもあって、そこで勝機を失ってしまい悔しいです。競走訓練ではだいたい追い込みか捲りのレースなんですけど、チャレンジも色々としていきたいと思っています。もともとロード競技からの転向で、そこでレース感は磨かれたと思うので、それが活きていますね。先行が苦手なのでもっと先行できる選手になるのが目標です」

●3着の都築巧(高知・22歳)

「昨日この髪型にしたんですけど、この角刈りのおかげで結果が出せてよかったと思います。決勝は自力というより切り替えて、切り替えてと思っていました。自力を出せることが一番だと思うんですけど、自力が足りないので、そこを上手くなんとか走れたと思います。今回は自力を出せないにしても前々で勝負しようと思っていました。青帽なんでもっと力をつけていきたいと思います」

■124回生決勝戦

決勝戦メンバー

1番車 松井優佳(予選1・1・4)

2番車 東美月(予選1・1・3)

3番車 竹野百香(予選1・4・2)

4番車 金田舞夏(予選4・1・1)

5番車 熊谷芽緯(予選5・1・1)

6番車 五味田奈穂(予選3・2・1)

7番車 山口優依(予選3・3・1)

レース展開

熊谷、東、竹野、五味田、山口、金田、松井の並びで周回。打鐘3コーナーから竹野が上昇し、先行していく。最終2コーナー過ぎから松井、その外を五味田が捲っていく。最終2センターは3車並走になり、直線も混戦になった。ゴール前、五味田が伸びて優勝。2着に先行した竹野。3着に東が入線した。

スタート
周回
赤板前
打鐘
最終ホーム
最終バック
最終2センター
ゴール
上位3名

●優勝の五味田奈穂(千葉・25歳)

「決勝は、レース内容的には危ない一面もあったので素直に喜べないところはありますが、優勝できたことは自信につながると思います。決勝のメンバーをみると自分が末着でもおかしくなかったんですけど、冷静に一つ一つ判断できたことが結果につながったかなと思いました。普段は先行が多いのですが、先行だけじゃなく自分の力を出すにはどうすればいいかを考えながら冷静に走るようにしています。瀧澤所長の教場の皆がライバルですけど、それだけじゃなく先輩達と走ることを考えて、今だけじゃなく先を見据えて一つ一つやっていきたいと思います」

●2着の竹野百香(三重・20歳)

「今回は全て先行したいと思っていたので、先行で2着に入れたので悪くはなかったと思います。普段もずっと先行で頑張っているんですけど、今回もトーナメントだからといって変えずに先行しようと思っていました。将来的には石井寛子選手のような選手になりたいと思っています。今は力をつけるために先行していきたいです」

●3着の東美月(兵庫・21歳)

「決勝は色んな作戦を考えていたんですけど、後ろから選手に来られて包まれてしまったので自分の思っていた通り走れませんでした。でも、4コーナーから空いているところを抜けていって3着に入れたことは良かったと思います。自分は捲りが得意なので、捲りで展開しようと思ったんですけど、捲りは予選2でしか出せず、自分の思い通りのレースができなかったことは反省点です。最近は脚をつけるために先行でいっているんですけど、トーナメントではできなかったのでそこはこれからの課題としてやっていってパワーをつけていきたいと思います」

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