心身のスランプから脱して前進開始!
心身のスランプを克服した元気娘が、再びGⅠ戦線でスポットライトを浴びるべく、前進を開始した。
長い距離を踏める脚質と、果敢に攻める前向きな気持ちがセールスポイントの〝げじょみ〟は、2020年5月にデビューすると、同年8月には早くもVを達成。その後もとんとん拍子にステップアップし、一般開催では常に優勝争いに加わり、ビッグレースにもたびたび出場するなど、順調に階段を駆け上がっていった。
ところが、2025年に入ると成績は頭打ちになってしまう。「練習に行くのもつらかったり、とにかくしんどい思いをしました」と、初めてといえる心身のスランプに直面。年間優勝回数もゼロに終わった。年が明けても一般開催で決勝進出を逃すなど悪い流れは止まらず、「このままズルズルいってしまうのか」と自身でも不安に駆られていたという。
それでも「やっぱり、もう一度GⅠに出て頑張りたい」と気持ちを入れ直し、再びしっかり自転車と向き合うことにした。男子選手とモガき合ったり、さらには新車を取り入れたりしたことで少しずつ脚力が戻り、それに比例して成績も上向いた。結果が出ることで、さらに前向きな気持ちで練習に取り組めるという好循環も生まれた。
「新車を取り入れてからは、今までできなかったことが少しずつできるようになったり、違うトレーニングも始められたりしました。一緒に練習している方から『去年より強くなったね』と言われるとうれしいし、もっと強くなりたいという気持ちになって、練習も頑張れます!」
4月の京王閣では、裏開催だったとはいえ、久々の優勝を3連勝の完全Vで飾った。また、6月の平塚では好メンバーを相手に自力を出し切り、僅差の準V。V候補に挙げられた続く松戸でも①①❷と惜しくも準Vだったが、一走ごとに収穫と課題を得られたようで、「自分の成長につなげられるように」と充実の表情を見せていた。
最近はすっかりいつもの〝げじょみ〟に戻り、表情は明るい。そして「今年はオールガールズクラシック、パールカップに出られず、女子オールスターも出場権を得られなかった。なんとか競輪祭女子王座戦(11月・小倉)には出られるように、普段の開催から精いっぱい頑張っていきたいです」と高い志を胸に、日々を過ごしている。