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近畿の力で掴んだ優勝
インタビュー 2024.04.03

近畿の力で掴んだ優勝

#シューティング・スター・プレス

脇本雄太選手が第8回ウィナーズカップ(GII)を優勝し、2022年のKEIRINグランプリ以来のビッグレース優勝となりました。

決勝戦は、窓場千加頼選手がラインの先頭を任され、脇本選手が番手、古性優作選手が3番手を固め、結果、近畿のワンツーが決まりました。

今までになかった戦い方で優勝を果たした脇本選手。本人的には反省する点もあるそうだが、それを今後に活かしたいと語っています。それにプラス、開催を通して一皮向けた印象のある窓場選手など、さらに一段と層の厚さが増した感のある近畿。ダービー(GI)、高松宮記念杯(GI)と続いていくビッグレース戦線でも新たな近畿、脇本選手を見せてくれそうで期待しかありません。

残りのGIをしっかり近畿で勝つという目標を実現していきたいです!

-優勝の感想を教えてください。
「決勝のレースに関しては後輩2人に助けられたという感じです!」

-今回の近畿3車の並びで全体的にも収穫が大きかったように思われますが、どうですか?
「しっかりラインの力を使って、僕自身も近畿ラインで決めるっていうことを決めていましたし、それがしっかり実現できてよかったと思います」

-レースを振り返って、近畿勢は初手は前からでしたが作戦だったんですか?
「そうですね、前受けは考えていました。本来は(1番車の)僕が取るべきだと思っているんですけど、僕自身がちょっと自信がないってことで、古性(優作)君にお願いした形になりました」

-道中、北井佑季選手の仕掛けに合わせて、窓場千加頼選手が先行する形になりました。
「窓場君が打鐘前の2コーナーで踏んだ時にはもう誰かが来ているんだなっていう風に思っていたので、僕自身しっかり離れないように窓場くんの後輪を見て集中していました」

-伊藤颯馬選手が来た時にスイッチする形になりましたね。
「その辺りはもう本当に感性で動いたという感じです」

-窓場選手のかかりはどうでしたか?
「今大会を通してすごく力があるレースをしてくれたので、決勝のレースも頼もしいなと思っていました」

-古性選手が後ろで仕事をしていたのはわかっていましたか?
「はい、古性君がすごい頑張っているのは肌で感じていました。」

-総合的にラインの力だったんですね。
「そうですね、しっかりラインでワンツーもできましたし、しっかりラインの力を活かすことができたかなと思います」

-レース後の3人の笑顔が印象的でした。
「僕自身ちょっと反省しないといけないところがあったんですけど、その辺りも含めてしっかり今後に活かしていきたいと思っています」

-次の焦点はどこですか?
「やっぱり5月に行われるダービーに向けて、しっかり身体を仕上げていきたいと思います。残りのGIをしっかり近畿で勝つっていう目標をもっているので、それを実現させたいと思っています」

-では、ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「今回はラインの力で優勝することができました。ダービーに向けてより一層に身体を仕上げていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

脇本雄太(わきもと・ゆうた)
福井・94期・S級S班 1989年3月21日生まれ。身長180.0㎝ 体重72.4㎏
Q お客様の歓声はいかがでしたか?
「すごく大きかったんですけど、それ以上に古性君と窓場君に感謝を伝えたいと思ってました」

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