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直送!競輪場便りfrom伊東温泉競輪場   金田涼馬(神奈川119期)
インタビュー 2026.07.22

直送!競輪場便りfrom伊東温泉競輪場   金田涼馬(神奈川119期)

#競輪場便り

 金田があと一歩のところでA級初優勝を逃した。予選、準決勝はともに逃げ切り。「予選はすごく緊張しました」と振り返り、準決勝では「(後ろの)石橋さんに抜かれたと思いました。まさか連勝で勝ち上がれるとは思っていませんでした」と満面の笑みを見せた。

 さらに「連勝での勝ち上がりはありますけど、実はA級ではまだ優勝したことがないんです」と意外な事実も明かす。「後ろの選手が優勝したことはあります。でも、それは先行選手として役割を果たせたということですから」と屈託なく笑った。

 迎えた決勝戦は前受けから藤田祐大-藤原憲征ラインの上昇を突っ張る。さらに打鐘から南儀拓海-片山弘城ラインがカマシてくると、冷静に3番手を確保。車間を空けながら仕掛けどころを待つ理想的な展開となった。しかし、「夢を見ました。行けるという感覚はあったのですが、甘くはなかったです」と苦笑。3コーナー過ぎから踏み込んだものの伸び切れず4着。悲願のA級初優勝は持ち越しとなったが、内容の濃い走りだった。

 それでも近況は着実に上向いている。伊東開催を含め、5月広島から5開催で3度の優出。「広島の時、本当に偶然だったんですが、ハンドルを『握る』のではなく『パー』にしているポスターを見たんです。試しに『グー』ではなく『パー』を意識したら、すごく感じが良かった。そこから握り込まず、手を開いたイメージで走るようにしました」と振り返る。その結果、余計な力みがなくなり、自転車がスムーズに前へ進む感覚をつかんだという。もっとも、後日談として決勝戦では無意識のうちに『グー』へ戻ってしまっていたそうだ。

 S級復帰へ向けて試行錯誤は続く。ウォーミングアップの時間配分や、その際に聴く音楽まで見直した。以前は指定練習に参加しなかったが、現在は積極的に取り入れ、一気に気持ちを高めるのではなく、レースに向けて徐々にピークを合わせるよう意識している。メンタルコントロールにも手応えを感じているという。

 「S級で師匠・内藤秀久さんの前で走りたい」。その強い思いを胸に挑戦を続ける。現在の充実ぶりを見れば、A級初優勝もS級復帰も決して遠い目標ではないだろう。

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