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直送!競輪場便りfrom 弥彦競輪場   齋藤宏樹(東京129期)
インタビュー 2026.07.22

直送!競輪場便りfrom 弥彦競輪場   齋藤宏樹(東京129期)

#競輪場便り

吹奏楽部所属から一念発起「プロになって自分が競輪界を発展させたい!」

 異色のルーキーが7月にチャレンジデビューを果たした。小・中学校時代は吹奏楽部に所属。高校では自転車競技に打ち込んだものの、日本大学へ進学後は再び吹奏楽の道を選んだ。

 「大学でも自転車には乗っていましたが、あくまで趣味でクラブチームに所属していただけでした」

 そんな競輪とは無縁にも思える“ホルン奏者”が、なぜ競輪選手を志したのか。その理由を尋ねると、「競輪界を発展させたいと思ったんです」と真剣な表情で語った。

 「競輪って、夕方のニュース番組などで取り上げられることが滅多にないじゃないですか。こんなに面白くて素晴らしい競技なのに、もったいないなと思ったんです。それなら自分がプロになって、競輪をもっとメジャーなスポーツにしたい。その思いで競輪選手を目指しました」

 実際にプロデビューを果たしたのだから、その才能は本物だろう。しかし、大きな目標を現実のものとするには、トップクラスの選手へと成長することが不可欠。そのためにも脚力を磨き、実績を積み重ねていく必要がある。

 幸い練習環境には恵まれている。「ホームバンクは松戸です。坪内恒さんや山中秀将さん達、千葉の選手にお世話になっています。最近は松戸で練習している石田典大さんとも一緒に練習させてもらい、先行選手としてのアドバイスもいただいています」と日々研鑽を積む。

 チャレンジデビュー戦となった弥彦ミッドナイトは5・2・1着。初日は「ラインに迷惑をかけてしまった」と悔しさを味わったものの、2日目は同郷の先輩・浦山一栄の前で積極果敢に先行し、浦山の1着に貢献。「すごくうれしかったし、これが競輪なんだと思いました」と充実感を口にした。最終日の一般戦では逃げ切りで待望の初勝利。決して派手なスタートではなかったが、競輪の厳しさと面白さを同時に味わう3日間となった。

 独特の雰囲気をまといながら、大きな夢を胸に抱く異色のルーキー。競輪界の未来を変えたいという思いを胸に、これからどのような成長を遂げるのか。その歩みを長く見守っていきたい。

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