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直送!競輪場便り from 静岡競輪場 丸山啓一(静岡・74期)
インタビュー 2026.04.15

直送!競輪場便り from 静岡競輪場 丸山啓一(静岡・74期)

#競輪場便り

親子共演に向けて

 500勝レーサーの丸山啓一が、地元・静岡バンクで躍動した。道場晃規が優勝、丸山は準Vと地元ワンツーを決め、納得のシリーズとなった。

 「優勝はできなかったけど、道場君が強かった。それに彼のS級初優勝だから、僕も嬉しいですよ」と笑顔で振り返った。

 終わってみれば3日間すべて2着。初日は南関ラインの染谷幸喜を目標にした。松岡篤哉が一度上昇するが、染谷は突っ張り、4番手に立花昌也、3番手にも南関の齊藤竜也が続く。バックで立花がまくってきたが、丸山が絶妙なけん制。あとは染谷を差すだけだった。

 「自分でも抜けると思っていました。抜きにいったんだけど、いまいち車が進まない。あれ?と思っているうちに焦ってしまい、フォームもバラバラになってしまった」と悔しそうに振り返る。それでも勝った染谷のデキは称えるべきだろう。

 準優では道場と連携した。

 「道場君には普段通りの自分の競走をすればいいからね」と送り出した。レースは打鐘で引いた道場が6番手。となると丸山は7番手の大ピンチ。

 「焦りました。道場君のスタイルを考えたら僕は苦しいかなって」

 ところが道場はホームからカマシ発進。

 「ビックリでした(笑)。必死でしたよ。離れないように何とか食らいついていけました」と息を切らしながら振り返った。

 優勝戦は道場が4番手。3番手の原大智が先にまくり、続いた道場がまくり追い込みを決めS級初優勝。

 「あの展開になった時点で優勝は難しかった。だから何とか2着をと思い、外を踏んだ」

 優勝こそ逃したが、どこか満足感も漂っていた。

 昨年11月の大宮で通算500勝を達成して以降も、着実に勝ち星を積み重ねている。どこにそれだけのパワーがあるのか。

 「息子の留依と、来年の静岡記念で一緒に走りたいんです。そのために頑張っている」

 留依は3月にS級へ特進し、いきなり初戦の4月前橋で優勝戦に進出した。

 「留依だけでなく、弟子の岩辺陸や、弟子ではないけど同じ127期の鈴木小次廊と一緒に練習していて、若い子に引きずり回されていますよ(笑)。この環境がいいんでしょうね。刺激をもらえるし、自分ももっと頑張らなければと思います」

 若手から刺激を受け続ける丸山。親子共演の実現は、そう遠くないはずだ。

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