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直送!競輪場便りfrom 小倉競輪場  岡崎智哉(大阪・96期)
インタビュー 2024.07.24

直送!競輪場便りfrom 小倉競輪場  岡崎智哉(大阪・96期)

#競輪場便り

吉岡稔真氏が表彰式に登場し、大歓声を浴びた「小倉 吉岡稔真カップ」。優勝は愛弟子の小川勇介だった。それはそれで美しいエンディングにはなったが、注目したのは岡崎智哉だ。

初日特選から振り返っていく。坂井洋が先行し、岡崎はこの3番手だったのだが「打鐘のところ一瞬、他のことを考えてしまった。坂井君の仕掛けが予想以上に早かったのと町田君が突っ張るんじゃないかと思って。そこでワンテンポずれた」と反省しながら振り返った。

準決は1着でクリアした。「気持ちですね、気持ち。まくり追い込みになったけど、あれだけ伸びていたんだから2コーナーからまくって行っても良かった。そうすれば、後ろまで連れていくことができた。練習では感触がいいのに、いざレースとなると自信がないというか、自分を信じられなかったんでしょうね」。

 

そして迎えた決勝。「勝負どころで中部の2人に内外から来られて一瞬訳がわからなくなった。内をしめたけどワンテンポ遅かった。この時点で相当削られましたね」。6番手から必至にまくるが届かず6着で大会を終えた。

 岡崎も39歳。「昔はね、ダメでも取りあえず行ってしまえーって思ってそれが結果に出ていたこともあったけど、今は自分の状態と相談しながら。それがいいのか悪いのかだけど結果に繋がっていない」。練習での感触はいいのに、結果が出ないジレンマ。

そこを岡崎は「メンタル」と話した。「攻め切れていないんですよ、気持ちの問題ですね。もっとシビアに行かなければいけないのに」と苦しい胸の内を明かした。だが練習環境には恵まれている。南修二、稲川翔、古性優作が周りにいるだけでも勉強になる。「3人は技術以上に気持ちが上回っている。その中で練習できるのはメリットしかないです。僕はまだ二流ですから」と言う岡崎。

向上心は人一倍あり、シビアに攻める気持ちが本物になれば、もっと上の舞台で活躍できるはずだ。

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