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直送!競輪場便りfrom川崎競輪場 佐々木眞也(神奈川・117期)
インタビュー 2024.05.01

直送!競輪場便りfrom川崎競輪場 佐々木眞也(神奈川・117期)

#競輪場便り

ダービーへ

地元、それもホームバンクの記念開催。佐々木は静かに闘志をみなぎらせた。「やはり、ホームバンクの記念はいつもとは違います」と前検日から気合が入っていた。1月から初の1班に昇級して臨む地元記念は、雰囲気も違っていた。

 予選は先輩の東龍之介、3番手に松坂英司をつけての一戦。いったん前に出て先行態勢を取ると、福元啓太がかまし、その2番手に収まった。バックから猛然とまくり最後は佐藤博紀の強襲にあい3着発進も納得した様子だった。2次予選は、ただ今絶好調の岩本俊介と連係。「岩本さんに付くのは2回目です。ダッシュ、スピードとさすが一流選手です」。岩本が打鐘過ぎ、7番手からのロングスパートを見せると、佐々木は必死に食らいついた。小原丈一郎に絡まれたものの、寸前で岩本を捕らえシリーズ初勝利をモノにした。

 「決勝に乗ることが目標です」と話していた、勝負の準決。北井佑季・郡司浩平の3番手。北井と眞杉匠が壮絶な先行争いを演じ、北井と郡司の連結が外れてしまう。3番手に郡司がバックからまくり1着。佐々木は2着で決勝へと進んだ。

迎えた決勝は、郡司と連係。新山響平、佐藤慎太郎、古性優作のSS3人との対戦になった。大会5連覇がかかる郡司が打鐘で抑えると新山・佐藤が強引に叩きに出る。郡司も踏むが3番手で松本貴治と並走状態になってしまう。「全然ダメでした。郡司さんがああいう展開になるとは思っていなかったので。どう対処していいか想定できませんでした。技量不足というか、甘さです」と反省しきりだった。結局、郡司は9着、佐々木は8着に終わった。

 GⅢでの決勝は今回が3回目。「4日間、凄い選手達との対戦は大きな経験になりましたし、仕掛けるタイミングとか全てにおいて勉強になりました。この経験をダービーに生かしたいです」と視線をダービーに向けていた。

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