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車券推理の極意 第22回サマーナイトフェスティバル「決勝」
解説&分析 2026.07.22

車券推理の極意 第22回サマーナイトフェスティバル「決勝」

#レース予想の極意

眞杉匠が2024年、2025年と連覇中のサマーナイトフェスティバル。3連覇も当然視野に入る開催だった。優勝賞金は約3400万円と高額であり、年末のグランプリ出場を争う賞金ランキングにも大きく影響する。

今年の舞台は高知。攻略の鍵となるのはバンク特性である。高知は周長500m、見なし直線52mと、500mバンクの中でも直線が短い部類に入る。コーナーが長くカントも比較的緩やかなため、仕掛けのタイミングを誤ると外に浮きやすく、まくり追い込みは決まりにくいとされている。

ただし「決まらない」わけではない。準決勝では吉田拓矢が3コーナーからまくり追い込みで勝利しており、条件が揃えば十分に通用する。

また、イエローライン付近が伸びるという見方もある。これはあくまで展開次第だが、先行ラインとそれを捲るラインが重なった際、外から勢いをもらって伸びるケースは確かに存在する。

初日1Rでは市田龍生都がビッグレース初出場。前受けからの突っ張り先行で押し切った。早期卒業かつナショナルチームに所属していたという背景もあり、競輪での実戦経験の積み方には課題も見えるが、シンプルな先行力は大きな武器である。

シリーズ全体を通して、早めに動いて主導権を握った選手が優勢に映った。準決勝でもその傾向は続き、犬伏湧也のスピード、吉田拓矢の動き、そして古性優作・眞杉匠の立ち回りが際立った。

【決勝メンバー】

四国:石原颯-犬伏湧也
関東:吉田拓矢-眞杉匠-坂井洋
近畿:脇本雄太-古性優作-稲川翔
単騎:新田祐大

【展開予想】

初手は近畿-四国-関東-新田と想定。関東が前を切り、石原が主導権を握る展開を本線と見た。
今年1月の高松記念(小松島開催)では、犬伏の先行に乗った石原が優勝している。この並びであれば、石原が迷わず先行する可能性は高い。
鍵は3番手争い。新田がそこに入るかどうかで展開は変わる。入れば吉田は早めに動く必要があり、入らなければ犬伏の番手捲りに直接対応できる位置を確保できる。

脇本は後方からのまくりになる公算が高く、仕掛けが遅れれば高知バンクの特性も相まって苦しくなる。基本的には関東勢有利、その流れを犬伏が崩せるかが焦点と見た。

【車券推理】

9=3-2・7・5   9=2-3・5・4   2-4=9・3・5

【結果】

3連単 9-8-5  67,210円(672.1倍・189番人気)

【レース経過】

眞杉がSを取り関東が前受け。赤板で石原が上昇し主導権を握る。吉田はその3番手を確保。新田はワンテンポ遅れて追い上げ、関東後位へ。
最終ホームを後方で迎えた近畿勢から脇本がまくりを放つが、犬伏が番手から発進。吉田はその後位から直線勝負に持ち込み差し切り。
新田は内を突いて2着、古性も内から伸びて3着に入った。

【総括】

石原の先行、犬伏の番手捲り、吉田の3番手確保という構図は想定通り。ただし、決して単調なレースではなく、新田と古性の内コースの判断が着順を大きく左右した。

脇本はまくりを放ったものの届かず、近畿ラインとしては苦しい展開となった。吉田もレース後に満足はしておらず、より早い仕掛けを意識していたことがうかがえる。

勝敗を分けたのは位置取りと判断力。高知バンクの特性と噛み合った吉田の勝利であった。

今後は近畿勢の組み立て、特に脇本の仕掛けどころがどう変化するかに注目したい。

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