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車券推理の極意  第8回 ウィナーズカップ「決勝」
解説&分析 2024.03.27

車券推理の極意  第8回 ウィナーズカップ「決勝」

#レース予想の極意

ウィナーズカップは1着の多い選手が優先され、次にFI戦の優勝と少し変則的な選考基準です。そのため初日の特選でも競走得点100点を切る選手も1着回数が多ければシードされます。今現在は競走形態が地区優先の並びで、番手まくりが当たり前です。そしてそこを崩す選手も少ない。それがゆえに地区の層がものを言う。ゆえに実力が無くても地区の層が厚い所にいる選手が優位になります。その分に力の差も大きくなるので、車券的には狙い易いシリーズかも知れません。

ここ数年は松浦悠士と清水裕友のイメージが強い大会です。今年もその可能性が高い。そこに待ったをかけるのは南関勢となるでしょう。その中心選手である北井佑季。今もっとも勢いのある選手でもあります。前受けから突っ張り先行と、それを活かした自在戦も安定感があります。優勝候補筆頭です。

今年も始まったばかり。しかし今回はGIIですが優勝賞金2800万はKEIRINグランプリを見据えると大事な一戦でもあります。

準決勝はそれぞれ見所の多いレースでした。10Rは犬伏湧也と松井宏佑での先行争い。犬伏が合わし切り、その先行に乗った清水裕友が番手捲り。深谷知広が何とか踏ん張った。11R新山響平と藤井侑吾での先行争い。藤井が執念とも言える踏み切りで出っ切った。そこをすかさず窓場千加頼が早めにまくり、古性優作を振り切った見事なレースでした。12Rは北井佑季が前受け。そこから一列棒状の先行。北井の日頃のレースっぷり。それが全てのレースでした。

最終日決勝は3分戦単騎2人となりました。その中で注目は北井佑季です。このレースはやはりスタートが肝です。3番車の深谷知広が取れば、北井がいつもの前受けからです。そこから突っ張り気味に行けば、近畿2段駆け作戦を粉砕もあるでしょう。 スタート合戦。脇本雄太が1番車ですが、窓場が前受け突っ張り先行では力を発揮出来ない。もし突っ張ったとしても脇本は打鐘4コーナーからは出ないと行けなくなる。そこから脇本の優勝イメージは湧かないです。その後ろの古性は有利になりますが、やはり窓場の突っ張り先行は無いでしょう。2番車は清水ですが、ここは中団キープが理想になります。やはり北井の前受けが現実的です。その場合3番手は清水。北井にとっては理想のレース運び。窓場が来れば番手飛び付き。そこから追い込む。その場合は北井の番手深谷が抜け出す。清水にもチャンス。仮に近畿が 突っ張り先行なら、古性と清水の優勝争いでしょう。

展開予想

スタートは北井ライン。その後ろが清水ライン。そして単騎の選手がいて窓場ラインで周回。窓場から動き北井が合わせに行く。窓場が目一杯行くなら北井は飛び付く。北井が番手を取る。しかし窓場が死に駆けなので、北井は早めに出る。その番手の深谷と、その後ろにいそうな清水との争いになる。ただ単騎の選手2名は混乱があればいい位置に入っているかも知れないので、要注意である。

車券的推理予想
3-9-2457 3=2-9457 2=7-4539

結果
1-7-2 13.7倍(1番人気)

レース経過

スタートはカメラアングルが脇本と清水しか映していませんでした。確かに両者は取りに行ってましたが、外枠の深谷、北井の動きが分かりませんでした。取りに行って取れなかったのか、それとも取らない作戦だったのかです。近畿勢が前受け、そして中国ライン。南関ラインに単騎の伊藤、坂井で周回。北井が少し遅めに叩きに行こうとするが、近畿ライン先頭の窓場が合わせに行く。合わされた北井は脇本に競り掛ける。北井が打鐘4コーナーで掘り込むかと思いましたが、既に脚を使い過ぎていたのか浮きました。そこに伊藤がホームまくり。これは北井にとってもう一度チャンスを与えた様に見えましたが遅れ気味だったので一杯だったのでしょう。この事は脇本にとっても好都合となり、切替え伊藤を追い2センター過ぎから追い込んで優勝です。

窓場先行で、脇本の番手まくり。そして古性にその後ろに居そうな清水の予想での1番人気で決着しました。南関勢のスタートでの動きが分かりにくく判断に困りますが、後ろ攻めも考えていたでしょう。ある程度自分が持つであろう距離と、前団が見にくい位置から北井は仕掛けました。仮に清水が外枠なら番手勝負もあったかも知れません。それは北井にも言えます。スタート取れる枠なら飛び付き。今回脇本は内競りになり、前にさえ踏んでいたら遅れませんが、外なら飛んでいたと思います。現在の競輪には競りがほぼ無い状況です。ゆえに内枠が全てになって来ているレースが増えました。枠が勝敗を決める。それなら勝ち上がりには関係なく、勝ち上がりにポイントを付けるなりして内枠を決めても良いのかなと感じました。今回は伊藤の動きがあったので、見所は増しました。伊藤がチャンスを逃さずけれん味無かったですね。ただそれが無かったら凄く単調なレースになっていたでしょう。

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