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直送!競輪場便りfrom 弥彦競輪場  佐藤慎太郎(福島78期)
インタビュー 2026.10.21

直送!競輪場便りfrom 弥彦競輪場  佐藤慎太郎(福島78期)

#競輪場便り

寬仁親王牌は、石原颯の優勝で幕を閉じた。売り上げは目標を4億円上回る96億円となった。弥彦競輪場は、日本で唯一の村営競輪場。競輪は温泉や農業と並ぶ、村の基幹産業の一つだ。連日、村長自らが場内を駆け回る姿も見られ、開催に懸ける熱意が伝わってきた。

 全体としてレースが盛り上がった一方で、競輪界では伏見俊昭さん、諸橋愛さんが相次いで不慮の事故に遭っていた。今後、何らかの対策が必要になるだろう。そうした状況もあってか、今開催ではルールの適用が厳しいという印象も受けた。

 佐藤慎太郎は2日目の特一般戦で山崎歩夢と連係したが、内抜きで失格となった。結果的に山崎はまくりを決めて1着。山崎のスピードが鈍ったと感じた佐藤は、内へ進路を切り替えていた。

 「選手はルールを守らなくてはいけない。内に入っていった時はオンラインだった。ただ、小倉竜二のところをこじ開けて入っていったことが、失格の理由だと思う。オレらは常に1着を求めて走っているし、ファンの車券に貢献することが使命。流れの中での判断だったが、マーク選手として未熟だし、残念です」

 奈良記念で諸橋さんが事故に遭った際、佐藤も同じ開催を走っていた。事故直後に口にした「愛ちゃんなら、きっと大丈夫!」という言葉が印象に残っている。

 「オレにも家族がいる。勝負したい気持ちと、家族のことを考える気持ちがある。今はスピード競輪で、テクニックを披露する場面ではない。だから、選手のトレーニングはスピードを追求したものになる。個人的には、50キロを55キロでまくるのと、60キロを65キロでまくるのとでは、レースの迫力は変わらないと思っている。当然、スピードが遅い方が、落車するまでのタイムラグがある。そうすれば対応できる時間が増えるから、大きなケガにつながらないと思うけどね。競輪選手は2000人以上いるし、選手によって考え方の違いも大きい。チャレンジでも特別競輪でも、危険度は変わらない。施行者さんや運営サイドのトップの人たちが、今後の改善策を考えてくれるでしょう。オレらは走るしかないので。もちろん、伏見さんや愛ちゃんの気持ちは背負っていますよ」

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