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直送!競輪場便り from 小倉競輪場 平尾一晃(長崎・111期)
インタビュー 2026.09.09

直送!競輪場便り from 小倉競輪場 平尾一晃(長崎・111期)

#競輪場便り

スピード強化で勝ち星を量産

 平尾がブレイクの兆しを見せている。6月の前橋では23年5月の佐世保以来、3年1カ月ぶりの決勝に進出 。8月の小倉では準決勝で自身の後ろを回った地元コンビを決勝に送り込む と、自身は初日と最終日に勝ち、シリーズ2勝 で好調ぶりをアピールした。

 「予選は棚瀬義大君を相手に、あのレース(ホームまくり)で勝てた。展開も良かったけど自信になりますね」
 20年後期に初めてS級に上がってから、丸6年が過ぎた。 その間、一度もA級に落ちることはなかったが、S1に上がったこともない。 アドバイスをもらいながら、苦手な地足を強化するための練習に取り組んでも成績は伸びなかった。それなら「得意分野を伸ばそう」。この春から出力系のトレーニングをメインに切り替えた。

 「100メートルを連続だったり、重いギアで600メートルもがいたり。1本、1本集中して出し切ることで感じが良くなってきたんです。出力が上がって、レースでも1歩目で『いけるな』って感覚が出てきました」

 今期は早くも9勝(8月30日現在)。 この数字が好調ぶりを物語っている。競走得点も、本人が「珍しい」と話す100点を超えた。 今期後半の頑張り次第では、初のS1昇班や来年3月のGⅡウィナーズカップ出場も狙える。

 「S級には長くいましたがヒットがなかったんです。今まではイメージもできなかったけど、デビューして10年で初めてビッグレースにいけるかもしれません 。できれば特選を目指したいですね。ビッグに出れば次につながると思うので。点数を上げてS1も狙いたいです」

 今まではS級点をキープすることばかりを考えてきたが、今は欲が出てきた。「向上心が出て、競輪が楽しくなってきました。最近は競輪に対する熱量が変わった気がしています」 。

1着は良薬とよく言うが、勝ち星の急増で平尾に自信とやる気が生まれた。自慢のスピードをさらに磨いて、初のビッグ出場とS1昇班をつかみ取る。

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