日本列島では、最高気温が35℃以上となる「猛暑日」が各地で続いている。
ここ数年、暑さはさらに厳しさを増している。決められた発走時刻に合わせて体を整えなければならない選手たちにとって、コンディション管理は本当に大変だと思う。
王道の対策は、ウォーミングアップの時間を短くしたり、強度を落としたりすることだろう。とはいえ、レース以外の時間は、ウォーミングアップを含めて冷房の効いた室内で過ごすことが多い。酷暑の屋外と冷えた室内を行き来するだけに、心身のコンディション調整は難しい。
トレーニングやコンディショニングは日進月歩だが、近年の厳しい暑さには、現場の対策が追いついていないのが実情だろう。
競輪場で現地観戦するファンの皆さんも、熱中症対策を万全にして参戦していただきたい。
さあ、8月11日から16日まで、松山競輪場で第69回オールスター競輪が開催される。
オールスター競輪は、出場選考の一部にファン投票が組み込まれている。さらに、得票1位から9位までがドリームレース、10位から18位までがオリオン賞レースを走る。男子GIでは唯一の「ファン参加型」といえる大会としておなじみだが、今年の1位は、なんと眞杉匠だ。
2026年も、古性優作は5月の日本選手権競輪、6月の高松宮記念杯競輪と、GIを連続制覇し、キングの名にふさわしい成績を上げてきた。その古性を上回るファン投票1位という結果に、筆者も驚きを隠せなかった。
確かに、眞杉匠の「華」は唯一無二だ。
先行・捲りを軸にしながら、卓越したハンドルさばきも見せる。私はその超絶技巧を「シューティング」と呼んでいる。
現代競輪の理想形ともいえるその競走スタイルは、競輪ファンのみならず、現役選手からも憧れのまなざしを向けられている。
きっとオールスター競輪でも、多くのファンを魅了するレースを見せてくれるはずだ。
そして今年、筆者が期待するレーサーは簗田一輝だ。ファン投票は63位ながら、出場予定選手に名を連ねた。
恐れを知らぬ突っ込みには「狂気」すら感じるが、それがプラスに働いたときの爆発力は輪界随一だろう。
南関東地区を代表する大型追い込み選手へと成長する可能性を秘めたレーサーだ。