十数年前、取手競輪場のファン交流イベントでのこと。福島から来場していたご家族と競輪談義に花が咲いた。お母さんが「うちの子、小学生なんですけど競輪選手を目指しているんです」と話してくれた。連絡先を交換し、その後もしばらくやり取りが続いた。
やがて連絡も途絶えたが、電話帳に残る名前を見るたびに「どうしているだろう」と思い出していた。そんなある日、129期の新人選手プロフィールを見てハッとした。この苗字、この顔――。久しぶりに連絡を取ると、「うちの子です。選手になりました!」との返事。夢をかなえたその選手こそ、今回の注目、柳沼鼓太朗だ。
注目オアシ➀ 柳沼鼓太朗(福島・129期)

養成所合格までに苦労を重ねた柳沼だが、ルーキーシリーズでは3場所で2回の決勝進出と上々の滑り出しを見せた。
7月の岸和田では、初日から白星発進。準決勝でも初日同様に捲りで連勝を飾った。決勝は強力な機動型を相手に2着と好走。実戦向きの強さを印象づけた。
養成所時代のデータ以上に、レースでの対応力と勝負強さが際立つ。今後の飛躍が楽しみな存在だ。
次回出走予定 いわき平競輪FⅡ(7月22日~24日)に出走予定。
注目オアシ② 吉澤賢(千葉・94期)

近況はコンスタントに白星を重ね、波乱を演出する存在として注目される。
6月の各開催でも、展開を突く鋭い差し脚で上位進出。単騎戦でも位置取りを的確に判断し、終盤で鋭く伸びるレースが目立っている。
岐阜2日目はホーム逃げ押切で1着。3連単13,330円
青森2日目はゴール前交わして1着。3連単51,690円
前走・弥彦でも単騎戦も最後方から鋭く追い込み1着を奪取。3連単73,680円大穴を演演出した!
展開を見極める力と伸び脚は健在だ。配当妙味のある一車として、引き続き注目したい。
次回出走予定 和歌山競輪FⅡ(7月24日~26日)に出走予定。