真夏の夜の祭典、GⅡ第22回「サマーナイトフェスティバル」が、いよいよ高知競輪場で7月17日に開幕する(決勝は20日)。優勝者は「夜王」と称される。「GⅠ高松宮記念杯競輪」を終え、GⅠ「オールスター競輪」(8月11日〜16日、松山競輪場)へ向かう上でも重要なビッグレース。KEIRINグランプリ2026を見据えた賞金上位陣の争いからも目が離せない。
本命はズバリ、古性優作(大阪)だ。高松宮記念杯を制した後、7月5日に終わったGⅢ小松島記念でも優勝。状態面に不安を抱えながらも、最後はきっちり勝ち切るあたり、さすがの勝負強さを見せた。盟友・脇本雄太(福井)とタッグを組めば申し分ないし、脇本が不在でも寺崎浩平(福井)がいる。さらに、目標が不在でも自分でレースを組み立てられるのが古性の強みだ。
郡司浩平(神奈川)にもエンジンが掛かってきた。前半戦は郡司らしくない競走も見られたが、GⅢ小松島記念では優勝した古性と最後までデッドヒートを繰り広げて準優勝。レース内容にも迷いは見られなかった。KEIRINグランプリ出場圏を見据える上でも、ここからの巻き返しが重要になる。深谷知広(静岡)と連係し、近畿勢にどう対峙するか注目したい。
大会3連覇がかかる眞杉匠(栃木)は、安定感こそあるものの、ここ一番で勝ち切れていない印象も残る。眞杉と連係する吉田拓矢(茨城)は、地元記念を制して状態を上げてきた。近畿勢のメンバー構成にもよるが、少なくとも古性が自力で戦う形になれば、前々に位置して先に仕掛けられるかが鍵となる。GⅢ小松島記念3着の嘉永泰斗(熊本)も、調子を上げてきている。
北日本は、中石湊(北海道)、小原佑太(青森)、中野慎詞(岩手)と若手積極型がそろう。新山響平(青森)にとっては、ライン構成次第でビッグチャンスといえよう。スピード勝負になれば、太田海也(岡山)が一気にタイトルを獲っても不思議はない。地元地区では、やはり犬伏湧也(徳島)が中心となる。前場所のGⅢ小松島記念は、決勝でアクシデントがあり事故棄権の憂き目に遭ったが、気持ちを一新して臨んでくるはずだ。
このほか、市田龍生都(福井)や山崎歩夢(福島)といった将来性豊かなタイトル候補生の走りにも注目したい。