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オールガールズクラシック注目選手
レース展望 2026.04.15

オールガールズクラシック注目選手

#グレードレース展望

絶対女王・佐藤に死角はあるか――頂点を揺るがす挑戦者たち

今年で4回目を迎えるガールズのGⅠ「オールガールズクラシック」が、いよいよ24日から26日まで松戸競輪場で開催される。優勝賞金は1000万円。昨年のガールズグランプリ1~3位と獲得賞金上位者が「ティアラカップ」からスタートする。参加選手は42名。

 現状、佐藤の軸は揺るぎないだろう。競技では24、25年の世界選手権女子ケイリンを連覇。国内のガールズケイリンでも無敵の強さを誇っている。昨年は4つのGⅠに加え、ガールズグランプリも2度目の優勝を飾り、「グランプリスラム」を達成した。仮に最後方の7番手になったとしても、世界レベルのスピードでごぼう抜きにするだろう。ライバルたちが走る前から佐藤を意識しすぎている点も、精神的な優位につながっている。

 では、佐藤に対抗し、打ち破ることができるのは誰か。筆頭はやはり児玉碧衣だ。今年は25戦24勝、優勝7回。3月の久留米決勝では不覚を取り2着だったが、充実ぶりは際立っている。ポイントは、佐藤を相手に平常心で臨めるか、そして普段通りの競走ができるかに尽きる。過去の対戦を見ると、想像以上に佐藤を意識した動きが目立つ。

 2番手には太田りゆを推したい。児玉と同様、4月10日時点で22戦21勝と快進撃を続けている。GⅠではまだ結果を残せていないが、今年は違う。かつて佐藤とナショナルチームでしのぎを削った実力者であり、勝負所と見れば迷いなく仕掛ける思い切りの良さで、真っ向からぶつかっていく。

 3番手は梅川風子。佐藤に対して力勝負を挑める存在は、この3人に絞られる。

 力勝負ではなく、展開次第でチャンスがありそうなのは、尾崎睦、久米詩、坂口楓華、山原さくら。一発の魅力という点では柳原真緒も挙げられる。

 333バンクだけに、佐藤にとっても後方からの仕掛けにはリスクが伴う。スピード勝負では分があるものの、2、3番手に児玉、太田、梅川が位置し、先にまくられる展開になれば敗れる可能性もある。男子と違い女子はラインがなく、いわゆる「包囲網」を敷けない点も、結果的に佐藤に有利に働いている。

 佐藤1強は今年も続くのか。それとも児玉が踏ん張るのか、太田、梅川の台頭はあるのか。熱戦必至のシリーズとなりそうだ。

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