ゴールデンキャップ男子4名、女子2名誕生!
6月2日、4日、5日の3日間、129回生(男子)、130回生(女子)の第1回記録会が行われました。
2日の午前に男女の200mタイムトライアル、午後は女子500mタイムトライアル、男子1000mタイムトライアルを計測。
4日は男女の400mタイムトライアル、午後に女子の2000mタイムトライアル。
5日は男子の3000mタイムトライアルの計測が行われました。
日付順で130回生はナショナルチーム所属の小原乃亜候補生と小学校の先生から転向した川上いちご候補生がゴールデンキャップを獲得。
129回生は4名がゴールデンキャップに。長川達哉候補生、伊藤京介候補生、沢田桂太郎候補生、吉川敬介候補生と自転車競技歴のある候補生が結果を出していました。
第1回で6名のゴールデンキャップが誕生したことや、130回生の適性候補生がいいタイムを出したことなど、今後の成長に期待大です!
★129回生
【200mタイムトライアル】
1位 高橋奏多(大阪) 10秒85
2位 伊藤京介(三重) 10秒94
2位 吉岡敬介(東京) 10秒94
【400mタイムトライアル】
1位 高橋奏多(大阪) 21秒88
2位 横溝貫太(福岡) 22秒00
3位 中村嶺央(千葉) 22秒15
【1000mタイムトライアル】
1位 沢田桂太郎(大分) 1分06秒46
2位 横溝貫太(福岡) 1分07秒44
3位 伊藤京介(三重) 1分07秒45
【3000mタイムトライアル】
1位 松田祥位(静岡) 3分39秒85
2位 沢田桂太郎(大分) 3分40秒87
3位 長川達哉(埼玉) 3分42秒40
★130回生
【200mタイムトライアル】
1位 小原乃亜(岩手) 12秒04
2位 川上いちご(千葉) 12秒08
3位 伊藤梨里花(愛知) 12秒48
【400mタイムトライアル】
1位 小原乃亜(岩手) 24秒33
2位 川上いちご(千葉) 24秒53
3位 山田南(千葉) 25秒21
【500mタイムトライアル】
1位 川上いちご(千葉) 36秒43
2位 小原乃亜(岩手) 36秒77
3位 山田南(千葉) 37秒10
【2000mタイムトライアル】
1位 山田南(千葉) 2分38秒82
2位 小原乃亜(岩手) 2分40秒43
3位 川上いちご(千葉) 2分40秒97
ゴールデンキャップ獲得者&各種目1位~3位の候補生コメント
★129回生
■沢田桂太郎(大分)
ゴールデンキャップ獲得・1000mTT 1位・3000mTT 2位
「ゴールデンキャップは400mTTを終えた時点で獲れるかなと思ってました。今まで自転車競技の中で個人追い抜きをやってきていたし、体調的にも大丈夫かなとは思ったんですけど。走り終わるまで不安でしたが、ちゃんと獲れてホッとしています。1000mTTは、タイムは狙っていたけど、残り1周は脚も回ってなかったので、あそこまでいいタイム(1分06秒46)が出るとは思ってなかったです。もうコンマ5秒速かったら早期卒業タイムを切れたので残念ですけど、自分の全力を出せたと思います。3000mTTは2番目でしたが、できれば30秒台を出したかったですね。もっと出せたかなと思うので悔しいですね」
入所して約1か月。生活はいかがでしょうか?
「養成所生活は楽しいです。厳しいところも多いですけど、こんなに自転車と向き合える機会はないだろうと思うので、今の時間を大切に頑張りたいと思います!」
■伊藤京介(三重)
ゴールデンキャップ獲得・200mTT 2位・1000mTT 3位
「1000mTTでいい感触を得られたので、このままならいけそうだなと思いました。獲れてホッとして、でも実感は薄くてなんだか夢のような複雑な感じです(笑)。200mTTの2番は嬉しいけど、自分の中ではまだやれることがたくさんあったのではないかと思うので、満足はしていないです。もっといけるかなって思いましたが、当日のコンディションを考えるとあれが自分のベストだったかなと思います。次(第2回記録会)は250mバンクになるし、今までの競技のノウハウを生かしながら修正してもっとタイムを出せていけたらと考えてます。1000mTTは横溝貫太君に0.01秒負けてしまって。彼は競技時代からのライバルなので、負けてしまったのが悔しいですが、切磋琢磨してできたので悔いはないです。でも、沢田(桂太郎)さんがすごくいいタイムを出していたので、次は一番時計を出して『1000mTTは伊藤京介だ』って言わせてみたいですね! 速さだけではなく強い選手になりたいので、神山所長、教官から10か月しっかりと学んでいきたいと思っています」
師匠はどなたでしょうか?
「師匠は伊藤裕貴さん(三重・100期)です。師匠をグランプリに連れて行くまでは僕は選手をやめられないと思っているので、それを最終目標に頑張りたいと思います!まだまだ未熟なので、長いようで短いこの養成所期間に愛されるような選手に、大きなことを言うと、いま一番最強の選手は脇本雄太選手(福井・94期)だと思うので、脇本選手を超えられるような自力選手になりたいと思っています」
■吉川敬介(東京)
ゴールデンキャップ獲得・200mTT 2位
「ゴールデンキャップを獲れてホッとしています! 200mTTは、2番はあまり気にしていないけど、タイム的にあまり出てなかったので次また頑張りたいです。400mTT、1000mTTはまだまだだけど、3000mTTは予想通りに走れたのでよかったです」
養成所をどのように過ごしていきたいと考えていますか?
「養成所ではコツコツと頑張っていきたいです。高校から自転車競技を始めて、競技で培った力を生かせるように競輪選手を目指しました。ナショナルチームにも入りたいと思っているので、世界で活躍できる選手を目指して、競輪選手としても新田祐大選手(福島・90期)や新山響平選手(青森・107期)のような自力で活躍できる選手になりたいと思っています」
■長川達哉(埼玉)
ゴールデンキャップ獲得・3000mTT 3位
「まずはゴールデンキャップを獲れてホッとしています。200mTTと1000mTTは4位で、トップ3に入りたかったので残念ですが、ほぼ自分の思った通りのタイムだったことはよかったです。3000mTTは高校時代以来だったし、ゴールデンキャップも懸かっていたので、緊張しました。でも、ラップタイムを聞きながら臨めたので、自分が思った通りのタイムを出せました。ゴールデンキャップを獲ることも大事ですけど、養成所では人間性を磨いていくことが大事だと思っています。師匠は山信田学さん(埼玉・83期)で、山信田グループはすごい先輩ばかりなので、学ぶことが多いし、背中を追って、S級にあがって肩を並べられるように頑張りたいです。応援される選手になれるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
■高橋奏多(大阪)
200mTT 1位・400mTT 1位
「200mTTは風や身体のコンディションがよくて、練習ではもっとタイムが出ていたので今回も出るかと思ったら、自分が思ったよりも出ていなかったのでがっかりしたけど、1位は嬉しいです。400mTTは前回生の市田龍生都選手(福井・127期)の養成所での記録に近い速いタイムを出せたので、嬉しいですけど、もう少しで更新できたのにと思うと悔しいですね。次は記録を塗り替えたいですね。デビューしたら、ファンの皆さんに応援されるような選手になれるように頑張りたいと思います!」
■横溝貫太(福岡)
400mTT 2位・1000mTT 2位
「今回は3000mTTでゴールデンキャップを逃したので悔しいですね! 1000mTTはタイムが出たので嬉しいです。400mTTは練習で23秒を切れていなかったので不安だったんですけど、それを切るタイムが出たので自分でもびっくりしています」
入所してからはどうですか?
「今回生は大学卒業者が多いので楽しいですね。1回目もゴールデンキャップを狙っていたけど取れなかったので、2回目、3回目でゴールデンキャップを狙っていきたいと思います! デビューしたらしっかりレースで戦えるように、10か月間頑張っていきたいです」
■中村嶺央(千葉)
400mTT 3位
「400mTT、3000mTTは自分のベストが出せてよかったです。1000mTTはゴールデンキャップのタイムを0.02秒切れず、獲ることができなかったのが反省ですね。でも、自分の今出せる力は出せたと思います」
養成所の生活はどうですか?
「自分は自転車経験が少ないので、養成所にはすごい先輩たちがたくさんいるし、学んでいきたいと思います。目標は師匠である父(浩士・千葉・79期)なので、ザ・競輪選手のような男気ある選手になりたいです! 父に比べられるのはプレッシャーではなく、やる気のエンジンにつながりますね。父はバンクレコードももっていますし、超えられるように頑張りたいです。お世話になった先輩たちや家族、仲間、友達にいい結果を見せられるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
■松田祥位(静岡)
3000mTT 1位
「3000mTTのタイムはまずまずといったところですね。想定内でしっかり回れたし、落ち着いて走れました。今回生はロードからの転向者も多いし、3000mTTのゴールデンキャップタイムを出していた候補生も多くて気が抜けないです」
養成所ではどのように過ごされていますか?
「養成所生活は知り合いも多いし、若い子たちから新しい刺激ももらえる。年齢が上の人たちの考え方も面白く、近内(三孝)候補生もいますし、強い人たちの話を聞けて楽しいです。海外でなかなか応援できなかったという声もありましたが、競輪でも強くなって全国で皆さんの前で頑張りますので、応援よろしくお願いします」
★130回生(女子)
■小原乃亜(岩手)
ゴールデンキャップ獲得・200mTT 1位・400mTT 1位・500mTT 2位・2000mTT 2位
「ゴールデンキャップを獲得できてホッとしました。200mTTは目標としていたタイム、それと早期卒業のタイムを出したいと思って頑張ったんですけども、出せなかったので悔しかったです。500mTTはこのくらいのタイムかと思った通りのタイムだったけど、スタンディングスタートをもう少し早くしないといけないと思いました。400mTTはジャパントラックカップ(トラック自転車競技大会)の練習もあって400mTTの練習がなかなかできてなかったので不安がありましたが、予想していたタイムよりも出たのでよかったです。2000mTTも400mTTと同じでトレーニングができてなかったので一番不安でした。ゴールデンキャップは獲れたけど、ラップを刻むのが下手だったので、次はもっと上手く走ってタイムも出したいと思います。第2回もしっかりゴールデンキャップを獲得して、早期卒業のタイムを切れるように頑張りたいです!」
■川上いちご(千葉)
ゴールデンキャップ獲得・200mTT 2位・400mTT 2位・500mTT 1位・2000mTT 3位
「200mTTはウォーミングアップの時から調子がよかったので11秒台を狙っていきたいと思いましたが、12秒08だったので悔しいです。500mTTはガムシャラにもがいて、後で考えてみたらフォームもぐっちゃぐちゃだったんですけど、気持ちを強く持てて1位を取れてとても嬉しいです。400mTTはウォーミングアップの時から出そうだなって感じたので、スタートでいかにスピードを高められるかがポイントでした。スタートの瞬間から気持ちを高めて思い切り踏みました。2000mTTはゴールデンキャップがかかっていたし、今までのタイムだと10秒くらい足らなかったので、一番緊張しましたが覚悟をもってしっかり突っ込めました。あとは同回生の皆の応援があって、最後にラップもあげられたし、ギリギリですけどゴールデンキャップを獲ることができました」
ガールズケイリン選手になろうと考えた理由は?
「小学校の先生をしていましたが、スポーツはずっと続けていましたので、養成所候補生募集の広告を見て、これだと思って目指しました」次の目標は、またゴールデンキャップを獲ることと、200mTT、400mTTで養成所記録を塗り替えられるように頑張りたいです。圧倒的な脚力と素敵な人間性を持った選手になりたいので、日々、全力で頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」
■山田南(千葉)
400mTT 3位・500mTT 3位・2000mTT 1位
「500mTTは36秒台が目標だったのに届かなかったので悔しいですね。3位に入れたのは嬉しいけど、同県のいちごさんがすごいタイムを出しているので闘争心がわきました! 200mTTでミスをしていたので、そのリベンジで400mTTは強い気持ちで臨みました。24秒台を出したかったけど25秒21だったので次は24秒台を出したいです」
目標はありますか?
「養成所での目標は多くありますが、まずはゴールデンキャップを獲ることと、ナショナルチームに入れるように頑張りたいと思います。まだまだ未熟なんですけど一歩ずつ成長していけるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
■伊藤梨里花(愛知)
200mTT 3位
「200mTTは、直前の練習でタイムがあまり出ていなかったので不安でしたが、自己ベストを出せたのでよかったです。2000mTTも自己ベストを更新できました。今まで白帽タイムを切れなかったので不安だったんですが、ゾーンに入ったというか、いつも以上の力が出せました。でも、ゴールデンキャップのタイムまで0.5秒足らなかったので、次はそこを目標に頑張りたいと思います適性で入って、今はどんどん成長できているので、それをしっかり自分のものにしていきたいです。でも、いつかはこんな上手くいかなくなると思うけど、その時は自分としっかり向き合っていけるように頑張りたいです」