2022年4月14日(木)、千葉県山武郡芝山町にあるサテライト成田において競輪・オートレースの補助事業交付式が行われました。
「競輪・オートレースの補助事業」とは競輪、オートレースの売り上げの一部を財源とし、様々な社会に役立つ活動を支援するものです。
今回は、2022年度に補助事業を実施する千葉県内の団体を対象とした交付式です。
式典には芝山町 町長の麻生孝之氏、競輪の蓑田真璃選手(千葉・110期)、オートレースの青山周平選手(伊勢崎・31期)が参列し、JKA執行理事の浅野史久から補助事業者に「補助金交付決定通知」が手渡されました。
交付式の開会にあたり挨拶をする浅野理事
参列された芝山町・麻生町長
補助事業者へ「補助金交付決定通知」の手交
補助事業者代表として挨拶された順天堂大学准教授の室伏由佳氏
■交付式出席の補助事業者
・順天堂大学 スポーツ健康科学部 室伏由佳(印西市) *研究支援
・社会福祉法人 清規会(東金市) *福祉機器
・社会福祉法人 淑徳福祉会(千葉市) *福祉機器
・社会福祉法人 徳栄会(山武郡) *福祉車両整備
・NPO法人 鎌ヶ谷たんぽぽクラブ(鎌ケ谷市) *福祉車両整備
・千葉県産業支援技術研究所(千葉市)*公設工業試験研究所等における機械設備拡充
■競輪 蓑田真璃選手(千葉県市川市出身)のコメント
「今年の7月でデビューして7年目になりますが、日々苦戦しながらもお客様の車券に貢献するために毎日試行錯誤しながらトレーニングに励んでおります。私たちがレースに参加することで得られた売り上げの一部が社会貢献に繋がっていることを大変嬉しく、そして社会貢献事業に携わる皆さまのお役に立てていることを誇りに思っております。事業者の皆様、今後とも地域社会の発展のためにどうぞよろしくお願いいたします。私たちも自分たちが頑張ることで社会貢献に繋がるということを認識して、また精進して参りたいと思います」
蓑田真璃選手
■オートレース 青山周平選手(千葉県市原市出身)のコメント
「私は11年前に選手登録をされてから、(今回の交付式会場である)サテライト成田様とは交流を深めさせていただいています。私たち選手がレースに参加することにより、その売り上げの一部が社会貢献活動に役立てられていることを大変光栄に思います。個人でも微力ではありますが社会貢献活動を行っております。私たち選手がレースを盛り上げることによって、今後も少しでも皆様のお力添えができればと思っております」
青山周平選手
補助事業者を代表して挨拶された順天堂大学准教授の室伏由佳氏の今回の研究内容は、
「若い女性のスポーツ機会や栄養摂取」に関わるもの。女子ハンマー投げ日本代表として2004年のアテネオリンピックにも出場した経歴を持つ室伏氏は、自身の経験も踏まえ、長年女性アスリートの健康についての啓蒙活動を行っているとのことで、ガールズケイリンの蓑田選手は「女性アスリートならではの問題はまだまだ認知度も低い部分があると思うので、室伏さんの研究や活動によって今後ますます女性アスリートの活躍に繋がっていってほしいなと思います」と思いを語りました。
また、出身地の千葉県市原市の児童福祉に寄付を行うなど、個人としても積極的に社会貢献活動に取り組んでいるオートレースの青山選手は、オートレース界を代表するNo.1選手として、「たくさんの方々にオートレースが社会に貢献していることを知っていただけるように、今後も頑張っていきたいと思います」と話しました。
蓑田真璃選手と青山周平選手