2月17日から18日にわたり、JKA250バンクで第2回トーナメントが行われました。
127回生は初日に予選1回戦、予選2回戦、2日目の午前に準決勝(3個レース2着までが勝ち上がり)、そして午後に決勝戦が行われました。
128回生は初日に予選1回戦、2回戦、2日目の午前に3回戦が行われ、上位6名によって決勝戦が争われました。
卒業記念レースは3月4日から5日、卒業式が3月7日と、卒業までもうすぐとなりました。残り日数は少ないですが、悔いがないようにやり切って卒業してほしいですね。
■127回生決勝戦メンバー
1番車 三神遼矢(福島 予選1・1 準決勝1)
2番車 邊見竜馬(福島 予選2・1 準決勝2)
3番車 椎名俊介(茨城 予選1・1 準決勝1)
4番車 安達光伸(岐阜 予選1・1 準決勝2)
5番車 長野魅切(愛媛 予選2・3 準決勝1)
6番車 吉岡優太(茨城 予選1・3 準決勝2)
レース展開
長野魅切、安達光伸、邊見竜馬、吉岡優太、椎名俊介、三神遼矢の並びでスタート。
残り3周過ぎから邊見が上昇し、残り2周半で前に出る。しかし、長野が巻き返して先行。最終バック前から安達が捲っていき、4コーナー過ぎに前団をとらえた。優勝は安達。安達を追走した吉岡が2着に。追い込んだ椎名が3着に入った。
●優勝の安達光伸(岐阜)
「戦法的には悔しいところではあるけど、優勝できたことは自分の自信につながるので嬉しいです。大事なところで先行できないと本番でも行けないと思うので先行できなかったところが悔しいです。2番手で絶好だったので誰かが来るまでに自分で行こうと思ったんですけど、行くと思ってなかった選手が仕掛けたので、動揺して後手を踏んでしまいましたね。最後に卒業記念レースがあるので、そこで優勝できるように、残された時間はあと2週間と期間は短いですけど、自分のやれることを精一杯やって頑張りたいと思います」
●2位の吉岡優太(茨城)
「4走するので1回は先行で1着を取りたいと思っていたんですけど、結果、4本とも先行させてもらえなかったので悔しいですね。着はまとめられたけど、内容はよくなかったので悔しいです。決勝はメンバーも濃くて、先行したかったんですけど前がどんどんペースをあげていって、前に出るチャンスがなくなって、結果追い込みで2着になりました。デビュー後は、特昇して早くS級で走りたいので、まずは先行で頑張りたいです。先行は他の人に比べて苦手意識はあるので不安ですけど頑張っていきたいと思います」
●3位の椎名俊介(茨城)
「予選と準決勝は1着1着1着だったので自分のレースはできたかなと思います。決勝戦は三神(遼矢)のことばかりを気にしていたら先に前で駆けられて、自分の仕掛けが遅くなり、結果3着になりました。いつも通りの前々のレースをすればよかったです。普段の競走訓練は、自力を基本に考えて、相手が踏むなら捲りや追い込みでもって、流れを見てレースをしています。デビュー後は先行主体にそこから追い込み、自在になっていきたいですね。まずは先行で頑張りますので応援よろしくお願いします」
■128回生決勝戦メンバー
1番車 半田水晶(茨城 予選1・1・1)
2番車 岩元杏奈(宮崎 予選2・1・1)
3番車 北岡マリア(石川 予選1・1・3)
4番車 岡田優歩(和歌山 予選3・1・1)
5番車 今西瑠花(大阪 予選1・3・2)
6番車 伊藤柚姫(兵庫 予選1・2・3)
レース展開
伊藤柚姫、半田水晶、岡田優歩、北岡マリア、今西瑠花、岩元杏奈の並び。最後方の岩元が空いた内を突き北岡と並走になった。今西が上昇し、前に出る。残り2周半から半田が仕掛け、最終ホーム前に前にできる。それを北岡が追走。ゴールまで2人のデッドヒートが続いたが、半田がわずかに押し切って優勝を決めた。2着に北岡。追い込んできた岩元が3着に入った。
●優勝の半田水晶(茨城)
「予選からすべて1着で勝ち上がれて、決勝も優勝できて、自分でもびっくりしています! 自分の走りはできたので満足ですね。点数をつけるなら95点ですね。決勝が先行できなかったので、そこで5点マイナスでした。普段の競走訓練は先行にこだわって頑張っています。自分がガールズケイリンを知って先輩たちのレースを見て、奥井(迪)さんの走りがかっこよかったので、自分も風を切って走りたいと思って、先行にこだわってやっています。難しいとは思うけど、先行で逃げ切ったらかっこいいと思うので、そこはこだわってやっていきたいです」
●2位の北岡マリア(石川)
「初日は1着1着でよかったんですけど、2日目は予選3は3着で、決勝も差せたかと思ったんですけど届かなかったので悔しいです。誰かが仕掛けるかと思っていたんですけど内をすくわれて少し焦ってしまって、どうしたらいいか迷ったんですけど、冷静に粘って切り替えていけたのがよかったかなと思います。競走訓練は勝ちにこだわってやってきたんですけど、250競走では追い込みではなく捲りでやってみようと思って挑みました。卒業まであとは約2週間ケガなく、皆と仲良く楽しく過ごして、卒業記念レースは良い終わり方ができるといいなと思います」
●3位の岩元杏奈(宮崎)
「着よりも魅せるレースをできたらいいなと思って臨んで走りました。250の競走訓練で1回も先行したことなくて、大外捲りだったんですけど、今回は先行したいと思ってました。決勝は一番後ろからだったので捲れるかなと思っていたんですけど、内が開いたのでいけるところまでいこうと思ったんですけど、タイミングがよくなくて、ついた瞬間に前で動きがあってまた後ろになったんですけど、結果、3着に入れたのでよかったです。卒業記念レースは楽しんで、着よりも魅せるレースで頑張りたいと思います」