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第127回生・第128回生 第1回トーナメント
養成所物語 2024.12.04

第127回生・第128回生 第1回トーナメント

#養成所物語

第127回生(男子)・第128回生(女子)の第1回トーナメント競走が11月18日~17日の2日間にわたり、JKA400バンクにて行われました。

第127回生は初日に予選1回戦・2回戦を行い、着位順位1~27位が2日目の準決勝(3R)へ。2日目は午前中の準決勝を勝ち上がった9名が決勝戦に進出。

第128回生は初日に予選1回戦・2回戦、2日目の午前中に予選3回戦を行い、着位順位上位7名の候補生が決勝戦に臨みました。

■127回生決勝戦 決勝メンバー

1番車 市田龍生都(予選1・1  準決勝1)
2番車 尾野翔一(予選1・3  準決勝1 )
3番車 三神遼矢(予選1・5  準決勝2 )
4番車 丸山留依(予選2・1  準決勝3 )
5番車 椎名俊介(予選4・2  準決勝3 )
6番車 馬越裕之(予選2・3  準決勝2 )
7番車 邊見竜馬(予選4・2  準決勝2 )
8番車 岩辺陸(予選7・1  準決勝3 )
9番車 安達光伸(予選1・3  準決勝1)

レース展開

号砲がなり、5番椎名が前を取り、7番邊見、8番岩辺、2番尾野、4番丸山、3番三神、1番市田、6番馬越、9番安達の並びで周回。赤板で2番尾野が誘導を切って前に上がると、外から3番三神、1番市田も上昇。そのまま3番三神が先頭を取り、番手は内に2番尾野、外に1番市田の並走状態に。打鐘過ぎから1番市田が3番三神を交わしにかかり、最終ホームで先頭を取り切った1番市田の先行で残り1周へ。追走は6番馬越、3番三神、8番岩辺と続くが、最後尾につけていた4番丸山が最終バックで捲って出ると、同じく後方にいた9番安達、2番尾野がすかさず追走。4番丸山が逃げ粘る1番市田を直線で交わし、1着。4番丸山に乗って追い込んだ9番安達が2着、2番尾野が3着に入線した。

スタート
赤板
最終ホーム
ゴール
上位3名

 

優勝の丸山留依(静岡・18歳)

「自分が優勝できると思っていなかったので嬉しいです。最初からペースが速く、みんなが前々でレースをしていたのでちょっと焦りはありましたが、最終バックで駆けようと考えていたのでそこまで我慢して、最後はいいスピード感で捲れたので良かったです。今回の第1回トーナメントでは先行が1回もできず、全部マークや追い込み、捲りになってしまったので、優勝できたことは嬉しいですが、そこは少し心残りです。第2回トーナメントは250バンクなので、自分は比較的走り慣れていますし、次こそ先行で勝てるようなレースをしたいと思っています」

 

2位の安達光伸(岐阜・22歳)

「決勝に乗れて2着という結果は嬉しいですが、自分が思うようなレース運びではなかったので。打鐘くらいで行こうと思っていましたが、みんなが先行争いをするなか後方に置かれてなにもできずにいて、最後は丸山候補生が後ろからきたのでそれに追走したという感じです。今回のトーナメントでは自分がしたかった先行ができず、追い込みや捲りになってしまったので、決勝には上がれたものの、納得のいくようなレースはできませんでした。自分は地脚なので、突っ張って先行するというのが理想です。第2回トーナメントでは前を取って最後まで先行で1着を獲れるように頑張りたいです」

3位の尾野翔一(福岡・25歳)

「決勝はまず自分で展開を作りたかったので、最初に誘導を切りに行きました。警戒していた三神候補生と市田候補生が外からきたので行かせて、自分は三神候補生に飛びつき、外に浮いた市田候補生が先行せざるを得ない状況にするところまでは戦略どおりでしたが、思っていたより後ろからの仕掛けも早く、内に包まれる形になって動けなくなってしまいました。一回バックを踏んで、最後は大外から踏み返しましたが、この結果は不甲斐ないです。第2回トーナメントでは予選から全て1着で完全優勝したいです」

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■128回生決勝戦 決勝メンバー

1番車 酒井亜樹(予選1・2・1)
2番車 北岡マリア(予選1・1・1)
3番車 岩元杏奈(予選2・1・3)
4番車 半田水晶(予選2・4・1)
5番車 岡田優歩(予選3・2・3)
6番車 千葉捺美(予選3・4・2)
7番車 今西瑠花(予選4・1・2)

レース展開

周回の並びは5番岡田、1番酒井、2番北岡、4番半田、7番今西、6番千葉、3番岩元。打鐘を過ぎてもまだ動きはなく、最終ホームに入って4番半田が一気に先頭に上がって先行態勢へ。4番半田の動きに乗って後方から7番今西も上昇し、最終周回へは4番半田、5番岡田、7番今西と続いていく。4番手につけていた1番酒井が最終バック手前から捲って出ると2番北岡、6番千葉が追走。最終4コーナーで1番酒井が逃げる4番半田を捕まえ先頭に立つも、ゴール前で差した2番北岡が1着、追走の6番千葉が2着、1番酒井が3着となった。

スタート
周回
最終2センター
ゴール

 

優勝の北岡マリア(石川・18歳)

「優勝できて嬉しいです。決勝は動くメンバーがだいたい分かっていて、酒井候補生はたぶん捲りに構えると思っていたので、その後ろを追走して最後追い込もうと思っていました。(予選からオール1着という結果は)自分でレース展開を作れていないですし、脚も使っていないので、レース内容としてはあまり良くはないですが、今回の自分の目標は勝ちにこだわることだったので、1着を獲れたことは良かったと思います。これからはできるかぎり先行して脚をつけて、第2回トーナメントでは自分から動けるようなレース展開に持っていけたらいいなと思っています」

2位の千葉捺美(群馬・29歳)

「酒井候補生と北岡候補生に連れて行ってもらったような形で、自分ではなにもできなかったレースなので本当に悔しいです。半田候補生が最終ホームから行くのは分かっていたので、タイミングを見て捲れればと思いましたが、結局最後の追い込みだけになってしまったので、まだ全体的に脚が足りないなと痛感しています。徹底先行が理想ですが、今はまだその下地を作っている段階かなと思います。第2回トーナメントは250バンクであまり得意ではないですが、ダッシュ力や持久力といったベースの部分をもっと磨いていって、いい結果に結び付けられればと思います」

3位の酒井亜樹(大阪・23歳)

「優勝は狙っていましたし、展開としても予想していたようにレースは動きましたが、ただ自分の力が足りなかったかなというところです。脚があれば差されなかったと思いますし、力は出し切ったうえでの3着なので。今回の第1回トーナメントでは、仕掛けるところではしっかり自分で動くこと、後手に回らないよう前で勝負して着を狙っていくことを考えていました。普段の競走訓練ではとにかく自力を出すことを意識しています。長い距離を踏むのはあまり得意ではないですが、3回に1回は先行にチャレンジして、得意の捲りもなるべく早めにいくことを心がけています」

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