●9月のMVP 山口拳矢(岐阜・117期・S1)
富山競輪「第42回共同通信社杯競輪(GⅡ)」9月18~21日
岐阜競輪「開設77周年記念・長良川鵜飼カップ(GⅢ)」9月26~29日
富山で開催された「共同通信社杯」は惜しくも準決で敗退。当大会といえば2021年に岐阜でビッグ初戴冠を飾った思い入れある開催で、本人も前検日から「自分にとっては特別な大会」と自覚していただけに、無念の結果となった。
そこから間隔を空けずに迎えた地元、岐阜記念は初日からひとつの流れがあった。初日は脇本雄太に前を任されるというサプライズ。結果は4着だったが、そこからは地元の後輩・岩井芯と連係する。2日目、3日目は岩井が果敢に攻めると山口がその頑張りをものにして決勝へ。人に託され、託した走りで勝ち上がった。そして決勝は志智俊夫に任されラインの先頭で戦った。初日特選に続く自力戦だったが、2角からの7番手まくりで前団を一気に飲み込み、2着に迫った松浦悠士を大きく退けてゴールした。
「地元の優勝がこんなに嬉しいものだとは思いませんでした」と格別な思いで地元記念制覇の余韻にひたったと同時に「中部から2人しか決勝へ勝ち上がれなかったのは自分のミス」と、この先の中部地区を見すえて厳しい言葉も。地区をけん引していくのだという強い覚悟を感じた。