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7月の印象に残った選手を紹介!
特集 2025.08.06

7月の印象に残った選手を紹介!

#マンスリーベストプレイヤー

●7月のMVP 眞杉匠(113期・栃木)
玉野競輪GⅡ第21回サマーナイトフェスティバル 7月18~21日
京王閣競輪GⅢ東京オーヴァルカップレース7月26~28日

                                                                                                                                      

 競輪界をけん引する若きエースが、7月に行われたグレードレースでその実力をまざまざと見せつけた。玉野競輪GⅡ第21回サマーナイトフェスティバルは初日特選こそ着外に沈んだが、調整能力の高さを発揮してすぐさま軌道修正し、二次予選B、準決勝と勝ち上がり決勝へ挑んだ。

決勝は佐々木悠葵の番手回り。佐々木が力一杯に駆けると、番手から飛び出し太田海也にスイッチして混戦を制した。後位を回った吉田拓矢とのゴール前勝負は、横一線の接戦で写真判定に持ち込まれたが、微差で制した。優勝は昨年の9月宇都宮GⅡ共同通信社杯以来で「悠葵さんの頑張りに応えたかったし、勝てたのはラインのおかげです。ここ最近は情けない走りが続いていたので…」と久々の美酒に酔った。当大会は昨年に続く連覇と相性の良さを見せつけた。

 間髪入れずに走ったのは京王閣競輪GⅢ。こちらは連戦の疲れをものともせずに決勝まで勝ち上がったが、優勝には至らず。それでも準決の、突っ張り先行も頭にありつつ後藤大輝に叩かれるや瞬時に3番手をさばき、返す刀でまくり返して1着を取ったプレーは特筆ものだった。夏男が8月も止まらない。

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