2023年もはや10月、我が競輪界のグランプリ出場争いも終盤戦に突入なのだが
次に行われるGⅠは寬仁親王牌である。
皇族の名前を頂戴した歴史あるGIタイトル戦として筆者も現役時代は何としても優勝したかったものだ。
さらに今回は新潟県の弥彦競輪場で行われると言うこと。由緒正しきシリーズに加え〝神聖さ〟もプラスされることは間違いない。
それはなぜかと言うと弥彦競輪場は隣接する「弥彦神社の境内」に建てられた全国でも唯一の競輪場だからだ。
それだけでも神聖さが伝わってくるのだがレースに参加する選手も前検日、競輪場入りする前に弥彦神 社に参拝するのがやはり定番。
競輪選手は神頼みが大好きなのだ。
もちろんシリーズ中の無事故を祈願するのがメインなのだがほんのちょっと好成績も祈る。
ほんのチョットね。
そして弥彦競輪場と言えば
「選手食堂のご飯満足度ランキング」 最上位に名を連ねる〝食〟クオリティだ。
「ギンダラ定食、別注筋子お願いします」
このフレーズは弥彦競輪場で2億回は叫ばれたであろう言葉だ。
とにかく魚とご飯が美味すぎるのだ。
そしてご飯を食べたらテーブルを横に移しティータイムの時間だ。
選手売店のお姉さんが開催中は徹夜で仕込む笹団子は売り切れ必至。
新潟の大地の香りに包まれた餅をひと噛みすると一気に口の中に広がる芳醇かつ濃厚なこし餡。
「家族がめっちゃ好きなんです!最終日に笹団子のお土産3つお願いします」
このフレーズは弥彦競輪場で3億回は叫ばれたであろう言葉だ。
確かロイヤルルームのお客さんは選手食堂から出前を取れたはずだ。(今はどうなってるか不明なので気になる人は自分で確認してくれよな)
GIとなると全国各地から旅打ちに来られる方も多いと思う。
新潟の食と水、そして弥彦神社、もちろんメインは競輪だ。
緑も多く精神的な安らぎも得られる事間違いなし。
ハズレ車券も旅の〝味〟ってもんよ。
という訳で旅打ち人気ナンバーワン競輪場の弥彦・寬仁親王牌を楽しんでくれよな。