月刊競輪WEB

検索
編集部コラム KEIRIN ON MY MIND
特集 2026.01.14

編集部コラム KEIRIN ON MY MIND

年末年始はこんな具合だった。

■12月30日

 午後2時、平塚競輪場着。正門を入って左側に並んでいた食堂が全部なくなっていた。ショック。一番右の店のタンメンを楽しみにしていたのに。晴天で暖かかったせいもあって、すごい人。

直前は混むので、グランプリの車券をまず購入。①郡司浩平と⑧嘉永泰斗の①⑧、⑧①から3着全通りで500円ずつ。近畿4人を眞杉匠が分断にいってもつれると予想。まくっていける郡司と嘉永からとみていた。

レースは読み通りになって、最終2コーナーではまくっていった嘉永と、その動きを追った郡司で決まったと確信したが、そのまま郡司はまくって勝ち、後ろにいた⑥阿部拓真が2着。3着は⑤吉田拓矢で3連単の①⑥⑤は2万490円

阿部も単騎だから郡司の後ろにいておかしくない。①-⑥-全も買わなかった自分に罰を課して、駅まで歩いた。昼は暖かかったのに夜はさすがに冷える。

このままでは終われないと、帰りの車中でナイターをやっている玉野、小倉のメンバーを見た。玉野は最終日。決勝はどうみてもA級は竹内雄作で、S級は太田海也と岩津祐介で堅そうだし…。うん? 初日の小倉でいい選手を見つけた。

岐阜の松岡篤哉。

松岡は97期の43歳で自力選手。昨年は春先の3月、4月に3回も落車し、復帰戦の6月高知でも予選で落車。その後は力を発揮できないレースが続いていたが、9月の熊本では見違える動きを見せた。予選、準決勝を自力で勝ち、決勝こそ7着だったが、半年ぶりの決勝進出。ここから予選で勝ち負けが続いて、いい感じになっていた。競輪場のラーメン店で、常連のトミさん、タナカくんともそんな話をしていたことを思い出した。

グランプリの口直しをしようと車券購入。レースは松岡がペースで逃げているように見えて、中団が並走だったから決まったと思ったのに、直線で失速して5着。うーん…。

■12月31日

 午後3時過ぎに群馬県妙義山麓のホテルに到着。2年連続でトミさんが田植え、稲刈りに行って、群馬はいいところだと聞いていたので、年末年始はここで過ごそうと腰をあげた次第。ゆっくり風呂に入って、夕飯は上州牛のしゃぶしゃぶと茹で蟹食べ放題。

そして19時05分に小倉2日目7レース。松岡の車券を購入して観戦。この夕食会場で競輪見ているのは絶対に俺一人だな。メンバーが軽くなった松岡で車券を的中させて、1年を締めくくろうと思っていたのに、被りっぱなしでまたしても5着。

買ってきた赤ワインを飲みながら紅白歌合戦を見る。じくじたる思い。三山ひろしのけん玉リレー、失敗しろと少しでも思った悪い自分がいた。成功で終わってホッとする。

■1月1日

 寝るところが変わったせいか、6時半ころ目がさめたので、ホテルの上階で初日の出を拝みにいく。生まれて初めてかな、ご来光なんて。柄じゃないけど、縁起物だしな。二つ驚いたこと。元旦の日の出は7時前って意外に遅いんだ。太陽って、こんなに眩しいんだ。

チェックアウトして、下り宮として有名な上州一之宮の貫前(ぬきさき)神社で初詣。おみくじは末吉。その文章の結びは「謹んで勉強なさい。そのうちに悪い運気去って、幸運の時が来ます」。はい。賭け事はたぶん相場の項目かな。「損をする あせるな」。おいおい。

富岡製糸場を見学。明治5年(1872年に)設立の製糸工場。今もそのまま残るレンガ造りの建物の中で年前に思いをはせる。これも柄じゃないか。

すっかり小倉最終日の松岡のことは忘れていた。家に着いて、あっと思って結果を見たら、まくりで後続をぶち切って勝っていた。

■1月4日

 立川記念初日。いつもようにラーメン店に顔を出す。店主のマサさん、トミさん、タナカくん、それにОL3人組もいて新年のあいさつ。そこで松岡のことを話したら、8日から平塚で走りますよとタナカくん。北井佑季の復帰戦で話題の開催だな。年末のグランプリで平塚競輪場にお金を預けてきたから、回収しに、平塚で初競輪といこうかといこうか。「謹んで勉強なさい。そのうちに悪い運気去って、幸運の時が来ます」の声が聞こえたのは気のせいか。

■1月8日

 そして平塚初日の10レース。①松岡のラインと、松岡から別線への3連単を購入。松岡のカマシを④中井俊亮-③畑段嵐士が急追する形になって、松岡がぎりぎり押し切って、2着中井、3着畑段。3連単は①④③で8420円。300円持っていたから2万5千円か。おみくじ通りの過ごし方でいいスタートが切れた。こんなに早く結果が出すなんてと、にやつく愚かな俺。いやいや謙虚にいくよ、今年は。

といった感じですごした年末年始。9日の平塚2日目の準決勝では松岡の1、2、3着絡みを買っていたが、打鐘前に松岡が落車してしまった。ケガが軽いことを祈ります。

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE

related articles