全国の競輪ファンの皆さん、こんにちは。U事工事の福田薫です。あっという間に12月ですね。今年もいよいよ迫ってきました、競輪界の最後を飾るメインイベント「KEIRINグランプリ2024」(以下、GP)が30日に静岡競輪場で行われます。
そうそうたるメンバーが揃いましたが、自分としてはやっぱり我ら栃木の若大将・眞杉匠選手を推します! 皆さん、宇都宮で行われた共同通信社杯をご覧になりましたか? ただでさえプレッシャーのかかる地元ビッグにも動じず、サラリと優勝しました。優しそうな風貌からは想像のつかない勝負強さとガッツ、そしてまだ25歳と伸びしろたっぷりの若さは楽しみでしかありません。東の横綱としてこの先、輪界上位に君臨していくことでしょう。
連係するのは平原康多選手。年齢を重ね、周りからは往年の勢いに陰りがという声も聞こえてきますが、いわき平の日本選手権競輪で3年ぶりにGⅠ制覇を達成しS級S班への返り咲きを決めました。平原選手といえば、これまで幾度もチャンスがありましたが、人の良さが全面に出てしまったせいか、まだGP制覇がありません。今回は眞杉選手次第ではチャンスもあるはずなので、同じ40代として、また全国にいる平原ファンのためにもぜひGPを獲って欲しいと思います。
脇本雄太選手と古性優作選手の近畿勢もいいですね。勉強不足だったんですけど、古性選手はBMXをしていたんですね。だからあのヨコの強さや絶対的なバランス、体幹の強さがあるのか、と合点したんです。2人の前後は流動的で、発表は前夜祭まで持ち越しでしょうが、この待っている時間もGPならではでワクワクしますよね。
先行に迷いが無いのは北井佑季選手でしょう。郡司浩平選手と岩本俊介選手の南関3車というのも他にはない大きなアドバンテージで、眞杉選手が分断したりすると一気に盛り上がりそう。そこへ脚を溜める新山響平選手、清水裕友選手が襲い掛かる、そんなシーンを想像してしまいます。
だからと言って、そんなかんや推理するくせに車券の相性はそこまで良くないんです。2012年に村上義弘さんが勝った、いわゆる‶雨の京王閣グランプリ〟も感動はしたけど車券は外れたし。それでも、細々と何回か当てているんです。強烈に覚えているのは2015年に京王閣で浅井康太選手が勝ったやつ。新田祐大選手、平原選手が2、3着で3連単をビシっと取りました。あとは去年の松浦悠士選手のも。松浦選手の男泣きにこっちもウルウルきたし、いい思い出になりました。逆に悔しかったのは2020年の和田健太郎選手が優勝した平塚GP。自分の予想は外れたけど、家族に好きな数字を聞いてその通りに買ったら2車単が引っかかったんです(笑)。だけど、あのとき3連単が22万円近く付いていて、ケチらずに買ったら的中だったんですよ。今年はしっかり当てたいです。
ガールズグランプリからは石井寛子選手を狙います。今オレは40代ですけど、芸人の世界は勢いのある若手の台頭が激しくて、負けてらんねえな、ってなるんです。そういう意味では年齢の近い石井選手の頑張りが励みにもなるし、若い子に抗って欲しいみたいな思いにもなって親近感が湧くんですよ(笑)。ご本人にイベントでお会いした際も、もつ煮込みを普通に食べていて、飾らないいい人だなって思ったし。
ヤンググランプリは、そうだなあ…高校野球で北関東の高校が早々と負けたときは東北の学校を応援しているんです。と、なると中野慎詞選手と大川剛選手に興味がありますね。とくに中野選手はナショナルチームの有望株で、五輪を終えて秋からまた競輪を走る機会が増えたけど、鉄のフレームにもすんなりと順応しているし、太田海也選手との対決が今から楽しみです。
最後の最後に静岡ではどんなドラマが待っているのでしょうか。オレとしては今年、回収率が70%代と収支がマイナスなので、年末にデッカイ配当をゲットして、いい正月を迎えたいところです。ほんじゃまた!