2022年も3ヶ月が過ぎました。ここまで古性選手が全日本選抜競輪を制し、清水選手がウィナーズカップで勝ちました。昨年の流れのままですが、勝ち方は違いますし、戦法は似ている様で基本の考え方が違うと感じました。
古性は位置取りをまず考え、自力を効果的に使います。その事があり自在型が全盛の中でも、 位置は古性となりました。
清水は動かなければならない時に必ず動きますが、逆にその事で好不調が成績に反映しています。清水自体は古性と同じタイプなので、松浦の影響もありますが、もう少し位置にこだわっても良いようには感じます。しかしウィナーズカップの優勝でグランプリに近づきました。
両者は今年もレースの中心にいます。
新しい年度は競輪界も4月からです。そこでこれから活躍が期待される選手を、オッズが高いうちに狙える選手をピックアップしたいと思います。タイトルを獲る獲らないに影響する選手は脇本や眞杉、町田になってきますが、もう既に活躍し人気もしています。
そこで明日を担う若手に注目です。今年に入ってからのGⅢでは新しい力を感じさせる選手は存在しませんでした。しかし玉野記念では山根将太(岡山119期)が決勝に乗りました。決勝はともかく勝ち上がりで見せた先行は本物です。地元でしっかり調整して来た事を差し引いても今後の活躍が期待できます。
そして伊藤颯馬(沖縄115期)です。伊藤はS級に上がった当初は沖縄育ちの方に気が行くぐらいの選手でしたが徐々に力を付け、それに伴い積極性も増し、いつしか強い徹底先行に育ちました。スピードもあります。レースを見ていると強固なメタルの矢って感じです。
この2人は、さらに成長出来ればタイトル争いに影響する選手になります。
S級シリーズでは主軸になり、GⅢの二次予選までは確信して買える選手だと思います。
そして早期卒業選手(中野慎詞、太田海也)になりますが、もうすぐS級に上がって来ます。今は騒ぐのがおかしな話しですが、新しい商品の売り込みですね。18連勝で上がれないなら騒ぐほどでないと思います。S級に上がってからが勝負となります。見極めはそこからですね。
先行しやすいレースなのに、そこで捲りで勝ちを狙う選手ならそれ程の選手ではないですし、上位では活躍が難しいでしょう。こちらはオッズ的には低いですので、力を見極めたいです。
今、山根、伊藤が狙い目であり、期待です。