#新人インタビュー

久留米競輪場で代替開催された開設72周年記念熊本競輪・火の国杯争奪戦（GⅢ）の最終日10月4日の６レースに『ルーキーシリーズ2022プラスin久留米』が開催されました。優勝した室井蓮太朗選手は山口多門選手の後ろを選択、「早く自在になりたいのですが、なかなか後ろをまわる機会がないので、こういうレースの時なので山口君の後ろにつきました」と前検日に話していました。憧れの徳島の先輩たちを追って頑張る室井選手の将来に期待したいですね。

■出場選手

1番車・東矢圭吾（熊本）

2番車・真鍋顕汰（三重）

3番車・山口多門（埼玉）

4番車・室井蓮太朗（徳島）

5番車・一丸尚伍（大分）

6番車・松本秀之慎（熊本）

7番車・安彦統賀（埼玉）

■レース展開

東矢圭吾、松本秀之慎の熊本勢が前を取り、 それに真鍋顕汰、 一丸尚伍、 山口多門、 室井蓮太朗、安彦統賀の並びで周回を重ねる。赤板で安彦が前を切ると、打鐘から山口が果敢に先行。最終2コーナー前から東矢が捲っていくが、最終3コーナーで室井が東矢を張りながら前に出る。直線で安彦、松本も追い込んでくるが、室井が押し切って優勝。ゴール前伸びた松本が2着。3着に安彦が入線。

■選手コメント

優勝の室井蓮太朗

「メンバーの中にはA級2班の人たちもいたので、素直に優勝できて嬉しいです。できたら山口君とワンツーを決めたかったんですけど、後ろからけっこう来ていたし、山口君も長いこと踏んでいたので、自分の技量不足もあって、（優勝できて）よかったです。次につなげられるようなレースは十分できたと思うのでよかったです。今後は特昇を目指して頑張ります。これからも一走一走一生懸命に走っていきますので応援よろしくお願いします！」

2位の松本秀之慎

「東矢さんが行けるところまで行ってくれたおかげです。1着まで届かなかったのはちょっと申し訳なかったですけど。（作戦は）車番もよかったし、後方になりすぎないようにで、捲りにいけたら捲ると、ほぼ作戦通りにいきました。ちょっと厳しくて届かなかったけど感覚的には悪くなかったです。優勝できなかったのはすごく悔しいですけど、皆、僕よりも格上な年上ばかりだったのでその中で、東矢さんのおかげですけど2位でよかったかなと思います。まずは特昇して、1年以内にS級にあがって、次は本当に地元記念を走れるように頑張ります」

3位の安彦統賀

「1回自分からレースを動かしてっていう感じだったんですけど、山口君がカマしてきたので、思っていた以上に緩めずに来たのでちょっと車間ができてしまって、そこから待つような形になってしまったので、そこは反省です。展開は予想通りだったんですけど、まだ捲りにいくという脚がなかったので、そこは練習して脚をつけていきたいと思います。こういうルーキーの中でも逃げても捲っても勝てるような、スピードと瞬発力を鍛えて頑張っていきたいと思います」

4位の真鍋顕汰

「何もできずに終わりました。そこまで展開は読めてなかったんですけど、まずは九州ラインの後ろについて様子見て、切り替えたりして、最後に自力を出してって考えていたんですけど…、もう最終ホームくらいで脚がきつくて仕掛けられずに終わりました。また次、頑張ります」

5着の東矢圭吾

「出た時は行けると思ったんですけど、全然、自分の脚が足らなかったです。展開は読み通りだったんですけど、車間とか細かいところがダメでしたね。皆が自力ある番組は久々だったんですけど、いい刺激になりました。11月にまた久留米を走るので、その時はしっかり存在感を出したいと思います。いつも応援ありがとうございます。最近はちょっと期待に応えられてないんですけど、次は必ず応えますので応援よろしくお願いします」

6着の一丸尚伍

「単騎が多い同期の中でも力のある選手が多い中で、スタートで2番の真鍋さんにつけて、真鍋さんのレースを見ているとどこかでカマすというレースが多かったので、それに乗っていければと思ってました。でも山口選手の切った後のスピードが早くて、そこで真鍋選手も僕も動くことが出来なくて後方になってしまった感じで、レースを作れなかったことが敗因だと思います。日頃から迷った時は前々でと思って走っているんですけど、今回はそれができなかったので、結果論ですけど、いつも通り前々に走ればよかったかなと思うので、この経験を今後に活かしていきたいと思います」

7着の山口多聞

「先行で勝負しようと思っていました。ちゃんと飛び出して、先行できたんですけど、結果は7着に沈んでしまいましたがあれで残れなきゃいけないので、また練習したいです。先行でしっかり勝てる選手になりたいので頑張りたいと思います」