めっきりと秋を感じる10月となりました。10月のビッグレースは寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ)ですよね。今年の開催地は前橋競輪場です。1990年にこの前橋競輪場でトラック世界選手権が開催されたのですが、今回は親王牌の真裏で日本の真裏のチリ・サンティアゴにて2025UCIトラック世界選手権大会が開催されますので是非そちらの結果なども追い掛けてみてはいかがでしょうか。
さて、親王牌。どうなるのでしょうね。
2025年の締めくくりのグランプリの出場権争いは激しさを一段と増しています。
賞金ランキングをみると獲得賞金1億円越え選手が6名。脇本雄太が全日本選抜競輪と高松宮記念杯競輪を勝っていて、吉田拓矢が日本選手権競輪、寺崎浩平がオールスター競輪を勝って1億越え、古性優作、眞杉匠、郡司浩平がGⅠを勝たずに1億円越えを達成しています。
凄いですよね。コンスタントに勝っているからこその成績だと思います。今度こそGⅠタイトル!と思って、挑む彼らの雄姿をご覧いただけたらと思います。
注目選手

古性優作 大阪 100期
安定してその強さを発揮しています。この大会も古性の出方次第という形になってきそうな気配ですよね。今年はGⅠを勝っていない古性なのでここは獲るという気持ちが強いのではないかと思いますし、近畿の強さがある中で獲れるチャンスは充分にあるでしょう。勝ちにこだわるレースを今回も見せてくれそうです。

郡司浩平 神奈川 99期
神奈川の分厚い選手層と連携し、残り二つとなったGⅠタイトルの一つを奪取しにでてくるでしょう。郡司も神奈川の分厚い選手層と連携し、前でも番手からでも1着を狙ってくる競走スタイルでファンを喜ばせてくれると思います。今年のグランプリは地元地区の平塚競輪開催です。地元での出場にすっきりとした形で臨むには優勝しかありません。雄姿に期待しましょう。

稲川 翔 大阪 90期
やっと、GⅠ戦線に復帰する稲川の成績が!という感情表現だと思います。直近の成績をみると勝率5割を越えてきています。参加選手のなかでは一つ頭が抜け出ているのではないかと思います。グレードレースを走っていないという事もありますが、それにしても6割越えの勝率を誇る選手はそういないのも事実です。是非、注目して見ていきましょう。