ダービー直前、狙い選手は誰? そして現役の時のダービーはどのような感じでした?
2018年に引退された茨城の大重鎮・戸邉英雄さんに第79回ダービーでの狙い目選手を伺った。
戸邉さんといえば現役バリバリの時は、特別競輪の常連で茨城の大重鎮でもありました。日本競輪選手養成所の新所長に就任した神山雄一郎所長の番手は戸邉! という時もあった大物選手でした。
という経歴を持つ戸邉さんに第79回日本選手権競輪、そして戸邉さんが現役の時に感じたダービー、そして名古屋競輪場について伺いました。
戸邉さんが茨城という事もあり1番手に挙げられたのが
「関東いえば、眞杉匠なんですけど、ここのところ調子を落としているし、その番手の平原康多も落車が続いているので、地元の後輩でもある吉田拓矢ですね。調子もいいですし」
という事でまずは吉田拓矢をピックアップ。
「少し調子を落としている感じがありますが古性優作は外せないでしょう。しかし、観ていて良さそうなのは窓場ですね。今良いですよね」
「先行の太田海也、犬伏湧也が出てきていますからここから狙っていけばというのがありますね」
戸邉さんの現役のころのダービーはどのように感じていましたか?
「ダービーはダービートライアルというのがありまして。ここからダービーが始まっていたんですよね。トライアルは2回走るのですがこれがポイント制で、獲得ポイントで出場が決まっていたんですよ。1回目で負けてしまうと2回目がどうして勝負を懸けないと出場権を得られないから必死でしたね。その時からお客さんも選手を追いかけていたから、面白かったですね」
※1974年から1995年までダービートライアルが行われていた。
戸邉さんが走られていた時の名古屋競輪場の印象はいかがでしたか?
「カントがきつくて直線が長いのかなって感じがしていました。でも癖が無くてきれいなバンクでした。だからどの選手にもチャンスはあるバンクだと思います。中部のバンクはどこも同じ印象かありますね」
さあ、GⅠの最高峰のダービーが始まります。皆さんゴールデンウィークはダービーでお楽しみください。