取手競輪場で行われる第8回ウィナーズカップ(GII)。若手選手が多い分、熾烈な自力争いが予想されます。というわけで自力でビッグレースで活躍する選手たちを挙げてみました。中でも、やはり最近の南関東勢の充実ぶりは目を見張ります。残念ながら全日本選抜競輪(GI)を優勝した郡司浩平選手は参加しませんが、自力の選手が多いですし、今回は南関東中心になりそうな雰囲気がします。地元関東の意地、そして初めてビッグレースに挑む若手選手たちの走りも気になりますね。
松井宏佑(神奈川・113期)
直前の立川FIを完全優勝している松井宏佑選手。全日本選抜も強烈な先行で印象を強く残しています。昨年は賞金ランキング10位で、今年こそS級S班入りを狙っている松井選手にとってウィナーズカップも優勝を狙ってくるでしょう。郡司浩平選手が初めて獲ったビッグレースもウィナーズカップでしたし、その再来となる松井選手の優勝を期待したいですね。
深谷知広(静岡・96期)
年末の静岡グランプリに向け、2024年は力の入ったレースを見せてくれています。
直前の松山GIIIは1着1着1着9着と決勝以外は抜群の成績を残しています。準決勝の走りは他を圧倒していた捲りが印象的でした。現在の南関東勢の層の厚さを考えるとウィナーズカップも楽しみです。
眞杉匠(栃木・113期)
全日本選抜競輪は骨折あけで苦しい大会になった眞杉匠選手でしたが、そんな中でも初日は古性優作選手に競るなどアグレッシブな面もみせました。そこからも眞杉選手の自力が思い通りにいかなくて、何とかしようとする姿勢を垣間見ることできました。関東唯一のSSとして、眞杉選手がどんな走りをするか気になりますね。
取鳥雄吾(岡山・107期)
全日本選抜競輪は3着7着1着2着と二次予選で敗退してしまいましたが、それ以外は確定板に乗りました。もともと自力意欲の高い選手でしたが、近況はしっかり結果も求めるような印象があります。まだビッグレースでは決勝進出がないのが意外ですが、今年はやってくれそうな気がしますね。